外部では新しい阪急ビル東館が11階までの躯体が立ち上がり、初代ビルをモチーフにした外壁の取り付けが進んでいますが、同ビルと直結する神戸三宮駅の東口改札外コンコースの改修工事も完成形に向けて、かなり前進してきました。改修開始時に想像していたよりも大幅なリニューアルになる模様です。
閉鎖されていたコンコース中央部が開放されました。従ってこれまで東側の階段にあった仮設のスロープは撤去されました。よって階段は未だに残されたままです。今回のリニューアルに段差の解消も項目として挙げられていたのですが、現在のところ、解消される気配はありません。全体をなだらかで長いスロープにするのは通常利用を考えるとしんどいでしょうか。床の改修も進んでいるので、床位置を下げるという選択肢は無くなりました。
六角柱周りは床材の更新が最も進んでいます。柱の周囲のみまだ以前の床材タイルが残されています。右奥では仮囲いによる新たな閉鎖区画が発生しています。
一番北側の柱の改修も完了しました。これまでの柱の中で最も太い柱です。側の天井にあるダウンライトによって柱に照明が当たる工夫が施されています。
改札機前の3本の柱は全て暖色系の石タイル貼りに改修されました。しかしながら未だに各柱の前に設置されている箱の正体が分かりませんをまた箱に接する面はどの柱もまだシートが雑に貼られています。
まだその多くが石膏ボード剥き出しのアーチ型の梁やその周りの天井パネルの美装化も一部に完了している部分が出てきました。これで完全形なのかもうひと手間を加えるのか。梁にも石パネルを貼って欲しいとは思いますが、どうでしょうか。
西側の閉鎖された一画です。閉鎖から開放された一画にあったスロープには以前と比べても特に変化はありませんでした。
結局まだ黒の六角柱の具体的な活用の仕方も定かではありません。黒のパネルも触ってみると鉄板でした。LEDパネルを更にこの上に設置するのでしょうか。天井や梁の石膏パネルが仕上げられると、また大きく印象が変わってくるのでしょう。
また昨日、神戸市は神戸阪急ビル東館15階に設置を検討している知的交流拠点の拠点の運営事業者に有限責任監査法人トーマツと神戸新聞社で構成されるグループを選定したと発表しました。
整備される拠点は神戸阪急ビルオフィスフロアの15階で床面積は603平方メートル。神戸市が床を賃借し、事業者が運営を行う事になります。事業者選定の公募プロポーザルが実施され、書類審査もプレゼンテーションを経て、3グループから提案を受けました。神戸新聞は既に磯上公園近くにある三宮スカイビル内にコワーキングスペース「120 WORKPLACE KOBE」を運営していますが、この実績も評価されたのでしょうか。有限責任監査法人トーマツも東京都内でインキュベーションマネージャーとして青山スタートアップアクセラレーションセンターの運営を行っており、これらの施設との連携も模索されるようです。
一等地の最新鋭のオフィスビル内にコワーキングスペースやイベント空間が設けられ、昼夜問わず、窓外の美しい眺望を堪能しながら、異業種間交流による新たなビジネスチャンスが生まれます。神戸版ナレッジキャピタルです。神戸内外の企業や学術機関の交流促進により、新しい技術やサービスの確立、団体等の設立によって神戸経済の活性化が見込まれます。神戸阪急ビルの複合機能は想像以上に神戸の活性化に寄与するのかもしれません。
神戸阪急ビル増築工事 東口改札外コンコースリニューアル 柱の改修がほぼ完了 ビル内知的交流拠点運営の優先交渉権者者も決定!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
いつも情報ありがとうございます。
柱の前の箱は、エアコンの足元ではないでしょうかね??
結局、天井の低さ(床の高さ)やJRとの段差は解消されなかったんですね。
リニューアルされているのはいいことですが、少々残念な点が残ります。
「神戸版ナレッジキャピタル」の件は案外いいのではと期待しています。
どのような組織や団体や個人が参加しどのような企画が催されるかで評価は大幅に変わってくるので一概には評価できませんが大阪のグランフロントの例を見ていると期待大でしょう。
新神戸にできた神戸ビーフ館も阪急駅ビル東館に入っていれば、神戸経済や観光の一助になったのではと考えてしまいます。
それと、「神戸版ナレッジキャピタル」ができるのであればビジネスのスタートアップには交通の便が大きな影響を及ぼすでしょうから、国際空港への移動の速達性もやはりほしいところです。
ブログ再開をお祝い申し上げます。
神戸阪急ビルの多機能性はすごいですね。規模から期待できるもの以上の効果を発揮できそうです。