神戸阪急ビル増築工事 第一段階の鉄骨建方完了?|こべるん ~変化していく神戸~
神戸三宮阪急ビル

神戸阪急ビル増築工事 第一段階の鉄骨建方完了?

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先週、地上部の鉄骨建方が開始された模様をお伝えした神戸阪急ビル増築工事。低層部東側の地上4階までの鉄骨建方が完了しています。

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南側はすでに足場と養生ネットに覆われました。この第一段階の工事は東側低層部と地下階の構築までが対象のようですが、低層部はこの初期段階でどこまで工事が進むのか気になるところです。

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外観上では旧神戸阪急ビルのデザインを踏襲した低層部は地下3階から地上6階までですが、機能的には地下2階から地上3階までが商業施設、4階から15階までがオフィスフロアとなります。

現在の4階までだと中途半端ですので、できれば6階までの構築を完了させ、このビルのシンボルとなる北側コーナーのシリンダー部とその塔屋までを含めて完成させて欲しいと思います。その場合は恐らく建て替え中の梅田の大阪神ビルのように高層部の一部躯体が上部に見えるような形になるのではないでしょうか。

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この第一段階は今秋完成を予定しています。部分的にライトアップの夜間演出も始まると嬉しいですね。気になるのは新たに供用開始される改札コンコースや市営地下鉄駅への連絡通路です。この動線は地下を予定しています。地下鉄駅については改札の向かいで阪急側の壁が仮囲い化されているのでここが新たな通路となるのは容易に想像できます。

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予測がつきにくいのが阪急改札への動線です。阪急が示している図解では神戸三宮駅のホーム高架下を介して改札への通路が確保されるようです。地下からコンコースのある地上階までの垂直動線が作られる事になりますが、完成後の状態から考えると、今の改札向かいの階下への階段はこれからも継続利用する形になるものと思われます。

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この動線確保の工事がすでに始まっている事は阪急改札外コンコースの通路一部が閉鎖されて仮囲いに覆われている事から判明しています。内部からは既存躯体を解体して作り替える為のドリル音が響いていました。

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駅コンコースの床面積は現在までの1,300平方メートルから約50%アップの1,900平方メートルへと拡大されます。これにより吹き抜け空間も拡大し、現状よりも開放的な空間の創出が図られます。今後の工事の進捗に要注目です。



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POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    自分は通勤で阪急と市営地下鉄を利用しているのですが、
    阪急三宮東改札口と市営地下鉄の中央改札口の連絡通路(主に階段)は
    工事が進むと閉鎖されてしまうのかが心配です
    かなり不便になってしまうので

  2. 匿名 より:

    先代神戸阪急ビルみたいに、映画館系がテナントに入るのは難しいですかね?

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