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明和工務店による工事が本格化している神戸市役所本庁舎2号館の解体撤去。10月末までには既存建物の地上部が姿を消す予定です。新庁舎を含む複合集客施設の計画については、アフターコロナ社会を見据えた新庁舎等のあり方についての検討を目的に神戸市役所本庁舎2号館再整備事業者選定委員会が開かれており、既存庁舎の解体とその後の付帯施設建設工事を行っているのと同時進行で新施設の内容を固めていく方針のようです。
既存庁舎の解体後にまず建設に着手するのが、再編される神戸市役所本庁舎エリアのエネルギー設備を一手に担う新時代のエネルギーセンター及び庁舎群の中央に位置して、各建物を連携させる連絡ロビーの役割を担う施設です。
この(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設については、既に建物の具体的な規模が年初に判明していましたが、早くも仮囲いに建築計画のお知らせと完成予想パースが掲示されました!
敷地面積 9,512.87平方メートル
建築面積 973.93平方メートル
延床面積 4,579.32平方メートル
高さ 49.28メートル
構造 鉄骨造/鉄筋コンクリート造
階数 地上8階/地下1階
用途 事務所・機械室
工事予定期間 2021年11月~2023年12月
建築計画のお知らせと共に示された(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設の完成予想パース。意外だったのはまず施設の建設されるその位置です。既存2号館の立っている南端部にこの新施設が建設されるようです。
これまで公開されてきた庁舎再編位置図では連絡ロビー・エネルギー施設の位置は現在の2号館別館が立っているエリアに建設される事が示されていました。
エネルギーセンターという特殊な機能・用途を有する高さ約50mの建物をどういったデザインに仕立てるのか興味を持っていましたが、上部にカーテンウォールを採用したオフィスビル然とした外装になるようです。中層部は機械設備が主になるのか壁に覆われています。ただ最終的には南北を2棟の高層ビルに挟まれた形になるので、完成時以外はあまり目立つ存在にはならないでしょう。
2号館の解体を進めるにあたり、敷地北側に暫定的に移設されたクーリングタワーと1号館を結ぶ地下にあった配管やケーブルを暫定的に移設する必要がある為、これを現在の2号館別館の西側に構築しています。
市庁舎の再編は単なる既存設備の解体に留まらず、綿密な事前準備が必要となります。
準備を整えつつ、庁舎の地上部の解体はいよいよ本格的に開始されるようです。既存建物を足場と防音パネルで覆う仮設作業が進められています。
建物北側よりパネルが覆い始めました。これで本当に2号館は見納めとなります。年内に新施設の建設と運営を担う民間事業者の公募プロポーザルの実施を期待したいと思います。
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