8月下旬に10月からリニューアル工事に伴う地下通路の閉鎖が発表されていた神戸市役所本庁舎2号館周辺ですが、遂に旧2号館の地下躯体の解体を開始する為、周辺の歩道の閉鎖に関する発表が神戸市より行われました。
閉鎖の対象となる歩道は建設地の西側に面する東町筋。北側の花時計線から連絡棟までの区間が全面的に閉鎖されます。恐らく車道の一部まで仮囲いの内部に取り込まれる事になるのでしょう。
閉鎖される区間の発表図です。地下通路も合わせて閉鎖されますが、フラワーロード側の歩道は通行が可能です。また花時計線の南側の歩道も閉鎖されるようです。現在はKoberinのポートがある旧花時計跡地周辺も仮囲いの内部に取り込まれます。
工事の開始に伴い、神戸市役所地下の三宮駐車場も北側入口が10月1日より閉鎖されます。
歩道の閉鎖は9月16日からですが、駐車場入口はまだその後の2週間は利用が可能です。
連絡棟が完成し、連絡動線の供用が開始されたのがちょうど1年前の昨年9月。そこからいつ新2号館のプロジェクトが始動するのかを心待ちにしていましたが、全く着工の気配がないまま時が過ぎ、報道では事業者より建築資材高騰による設計の見直しが行われている旨が伝えられていたり、一度は完成時期が28年度に前倒しになったものが、再び29年度に後退したりと、ヤキモキをさせられる時間を送ってきました。
しかし旧2号館の地下躯体解体開始は基本的に新2号館の建設工事開始を物語っています。本体工事自体は来春からの模様ですが、地中障害物の撤去完了後はそのまま新築建物の基礎工事に移行する事になります。
オリックス不動産他、企業コンソーシアム及び神戸市からの具体的なプロジェクト始動の公式発表が待たれます。建物の規模やデザイン等については幾度かの変遷がありましたが、見直しを経て、どのように計画が変更されたのか。
未だ上層階に誘致される五つ星ホテルのブランドに関する発表は何一つありませんが、神戸空港が国際化され、訪日客を迎え入れる環境整備が必至となった今、必ず五つ星ホテルの進出を実現して欲しいと思います。
広島市中区基町相生通地区で建設が進められている高さ160mの超高層複合ビルプロジェクトも上層階に高級ラグジュアリーホテルを誘致するとしており、既に地上躯体の鉄骨建方がかなり進んでいるようですが、現段階ではホテルブランドの公式発表は行われていません。
まずは無事に工事が開始される事にはホッとしましたが、その内容の発表まではまだまだ予断は許せない状況かと思います。低層部の商業施設の規模や誘致されるテナントについても気になるところです。最近は大阪の都心でさえも大型再開発ビルの商業テナントの内容にこれまでのような勢いはなく、稼働時からの満床は難しくなっているようです。飲食店を中心に神戸初、関西初のテナントを集め、平日は庁舎やオフィスのワーカーの、週末は市民や観光客の胃袋を満たすグルメを中心としたスポットになって欲しいと思います。
神戸市役所本庁舎2号館再整備 1年の沈黙を破っていよいよ始動!新築ビル本体工事は来春より着工か
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