市庁舎建て替え計画 (仮称)新中央区総合庁舎他建設工事 鉄骨建方は4階まで到達

完成まで1年を切っている新中央区総合庁舎。タワークレーン2機を使って行われている鉄骨工事と躯体構築工事は更に上層階に突入を始めた模様です。

プロジェクト概要

(仮称)新中央区総合庁舎建設工事

所在地 神戸市中央区江戸町97-1ほか
事業者 神戸市行財政局
敷地面積 3,597.22㎡
建築面積 1,880.71㎡
延床面積 19,341.98㎡
階数 地上13階 地下1階
用途 事務所、集会場、駐車場
建物⾼さ 52.78m
構造 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
設計者 日本設計/神戸市建築住宅局
施工者 大林組・神鋼興産建設JV
竣工予定 2022年6月30日

旧居留地の街並みに調和するデザイン



建物低層部は、歩道と一体となった歩廊状のオープンスペースや1階ロビーの様子が見渡せるガラス張りの大開口、石貼り風の外壁仕上げなどにより、旧居留地の街並みに調和する開放的で上質なデザイン。

水平性を強調した落ち着きのあるデザイン
中高層部は、外部吹抜と重層したデッキにより、日射負荷の軽減と内部からの眺望を両立させた、水平性を強調した落ち着きのあるデザインとし、向かい側の市役所1号館との色彩的な調和にも配慮。

自然の潤いや温かみを感じられるデザイン



デッキの軒裏には木材を使用し、低層部の軒先や屋上では緑化を行うなど、都心のオフィス街で自然の潤いや温かみを感じられるデザイン。

建設状況の様子

敷地全体が新築建物の躯体に覆われた状態になりました。目の前一面にに広がるのは3階の床かと思われます。



南側では3-4階の鉄骨建方も開始されました。4階までが、この建物の基壇部となり、5階以上はセットバックした形状となり、4階の屋上にスカイデッキが整備されます。



北側で稼働するタワークレーン2号機はフロアクライミング式のようです。

まだ建設している建物の躯体が低い位置にあるのでタワークレーンもまだそれ程の高さに達していないのと現場を囲む建物が比較的高いので、現状はそれ程目立つ存在にはなっていませんが、建設が進むとこれらのタワークレーンが都心の随所から見られるようになるかもしれません。



3階の床構築の為、一面に配筋が進んでいます。コンクリートを打設して床を仕上げます。



工事が進み、道路から立ち上がる基壇部の高さが判明しました。ちなみに中央区は区制40年の記念の年を迎えています。この二代目庁舎は何年使用されるでしょうか。仮に今回も40年だと、次の建て替えまでこのブログを続けるのはちょっとしんどいやろな。。。クロススクエアが完成する30年後までは頑張りたいとは思いますが。