24年春の営業再開まで約1年となり、進行を続ける神戸ポートタワーの耐震改修及びリニューアル工事。ポートタワーの姿が見えなくなってからも約1年が経過しました。
足場と養生シートに覆われた今の姿がすっかり定着し、東面をスクリーンとして活用し毎夜行われているプロジェクションマッピングのアートプロジェクトも神戸港の日常になりました。
内部の工事が現在、どの程度まで進捗しているのかは伺い知る事は出来ません。しかし工程が新たなフェーズに入った事が確認できるようになりました。
養生シートの上から突き出た円形の新たな鉄骨構造体が確認できます!
これは新たに設けられる屋外回廊に囲まれた中央部の構造体で、頂部TMD(Tuned Mass Damper)と呼ばれる制振装置が新設されています。この装置内の巨大なバネの上に載せた重りが建物全体とタイミングをずらして揺れる事で、地震の揺れを低減させるシステムです。
ポートタワーが休眠中の間にも神戸港を囲む景色は日を追って変化しています。
特に東側の新ウォーターフロント街区・新港町エリアは著しい変貌を遂げつつあります。
いよいよ今春から新港第2突堤の再開発が開始されます。エリア最大級の集客施設となる神戸アリーナは、突堤エリア全体を使って人を集める仕掛けづくりを標榜としており、新港町に生まれた賑わいを大きく増幅させる力が持つ事になります。
そして第2突堤基部の倉庫エリアの再開発もその後に続きます。商業施設やホテル用地としての活用が期待されています。
ベイシティタワーズWESTが竣工間近となり、突堤西地区が8割方完成しました。街区全体については建設中のEASTの竣工を待たなければなりませんが、新街区に立ち並ぶ施設群は新しい神戸ウォーターフロントを象徴するに相応しい風格があります。
三宮と合わせてこれからのウォーターフロントには期待しかありません。新港町はまだ西側の半分に満たないエリアのみの開発が決定しており、伸び代はまだまだあります。既存のウォーターフロントエリアも余剰地があり、神戸空港の国際化と歩調を合わせて発展する事が可能です。
神戸ポートタワーの頂部に屋外展望回廊に関連した構造体が現る!
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プチ情報ですがJR西日本アーバンが垂水駅前の海神社前に商業施設を計画しているようす。
話題としては小粒ですが地元民として神社側は新規土地開発がほとんどなかったので喜ばしいです。駅前再開発によって活性化しているかと思います。
https://www.constnews.com/?p=120112
また駅北側にあった一等地の老舗ケーキ店跡地(レーブドゥシェフが急きょ移転)から東側までの一帯の商業ビルですが歩道を含め、再開発地帯と比べて極端に「触っていない状態」なのでもしかするとそろそろ動きがある可能性があります。