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阪神御影駅の南口駅前広場に面して営業していた長崎屋御影店の閉店後、阪神御影駅南ビルには一部のフロアで専門店やコンビニが出店して稼働していましたが、これらも年初に閉店して、既存ビルの解体撤去が開始されました。土地の保有者に変更はありませんが、JR西日本不動産開発が土地の賃借を行い、新たに商業ビルを建設します。
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プロジェクト概要
御影本町NKビル新築工事
事業者 JR西日本不動産開発株式会社
土地保有者 株式会社田中屋本店
所在地 神戸市東灘区御影本町4-653
敷地面積 約1,133㎡
延床面積 約2,710㎡
規模 地上3階
構造 鉄骨造
設計 株式会社NAK建築事務所
施工 村本建設株式会社
完成予定 2022年春
現在は既存ビルの地上躯体解体が完了し、新築ビルの基礎工事を開始する段階に至っています。
大阪の村本建設が施工する御影本町NKビル新築工事。阪神線沿線にJR西日本が駅ビル/駅前はビルを建設する事になります。三宮では阪神神戸三宮駅の地上に阪急がある他、最近でも市営地下鉄名谷駅ビルの再整備事業者にJR西日本グループのJR西日本アーバン開発が決定する等、鉄道会社間の不動産事業の垣根が下がっているように思われます。
既存ビルの地中壁が残されています。山留壁として再利用するようです。
地下基礎は解体されていますが、杭等は再利用される可能性があります。
敷地面積は1,000平方メートルを超えるので、新築ビルもそれなりの規模感のある建物になるものと思われます。
新ビルにはコンビニ、ドラッグストア、クリニック等、生活利便のテナントが出店する予定です。飲食店等の出店も期待できるかもしれません。御影駅南口に再び賑わいが戻る事になります。
阪神御影をブログの取材で訪れるのは実に10年ぶりだった事に驚いています。その間、駅舎もリニューアルされ、こじんまりとした駅の多い阪神沿線の中でなかなかの都会っぷりです。
御影の駅名に恥じない御影石を使用した駅舎名周りの外壁。
コンコース内も美装化されて洒落た雰囲気です。
高架下2階にはカフェも営業しており、黒を基調としたコンコース内はスタイリッシュです。
構内には阪急阪神グループのコンビニ・アズナスも営業。
改札内コンコースもリニューアルによって美装化されています。
エスカレーターも新設されてバリアフリー化されています。
実はこのリニューアルは私が10年前に阪神御影を訪れた際には進められていた工事であり、訪問直後には完成していました。
よって阪神御影駅北側の御影工業高校跡地の再開発ビルも完成後既に10年以上を迎えています。10年前の完成時には神戸一の高さを誇った「御影タワーレジデンス」と阪神百貨店を中核として開業したエリア最大の商業施設「御影クラッセ」。
阪神百貨店は梅田本店以外の営業はうまく行かず、ミント神戸地下の三宮食品館は撤退、御影や尼崎は大幅縮小しています。御影には代わりに阪急オアシスが出店し、こちらは好調をキープ。無印良品、GU等の人気テナントも誘致し、新店を入れながら約70の専門店を維持しています。
東急ハンズの小型店「ハンズビー」も出店しており、三宮店が閉店した今、神戸市内唯一の東急ハンズとなっています。
御影駅前には神戸市バスのターミナルが整備されている為、交通拠点としての機能を有しています。神戸市が現在、進めている新長田駅前広場の再整備でロータリーの新設と市バス路線の集約は新長田を御影のような交通拠点としたいという意図が見え隠れしています。
10年前に大変身を遂げた阪神御影駅周辺ですが、それ以降は大きな変化はあまり無かったとも言えます。御影本町NKビルの建設は御影駅前に新風を吹き込むキッカケになるものと期待できます。新ビルは来春の完成を予定しています。
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駅前の一等地なのに3階建に縮まったのは寂しい限りです。
さ、3階建なんですか!! 特急停車駅の真ん前なのに…
寂しいですね。