東灘

リノベーション神戸・JR甲南山手駅北側駅前広場の再整備工事



JR甲南山手駅北口駅前広場で進められている再整備計画。ロータリー部の改修と広場に人の滞留空間の設置が行われています。



工事は来年1月末までを予定していますが、3ヶ月前の前回取材時と比較して、正直、外観上の変化が殆ど見られなかったのは意外でした。



この間は地中内の土木工事がメインで進められてきたのでしょうか。



この位置に整備される予定なのは、階段状ベンチや日除けのバーコラを設けて憩いの空間です。



この憩いの空間整備に合わせて、ロータリー中央の植栽周りの改修や一般車乗降スペースを設置しています。



東灘区、灘区は比較的新しい駅が多く、駅舎の改修や駅前整備が進んでいるので、現在、行われている一連のリノベーションプロジェクトの対象となっているエリアは多くはありません。



今回の駅前広場の再整備が後押しした訳ではないと思いますが、山手幹線を挟んだ向かいの土地でも二つの開発工事が同時進行しています。



東側の土地では、鉄骨造の低層建物の基礎工事が進行しています。



計画されているのは、(仮称)ARビル。施工するのはソネック社。高砂市に本社を置く建設企業ですが、社名が斬新です。



ビル内には医療モールが開業予定で、内科、皮膚科、調剤薬局の来年4月のオープンが決まっているようです。



駅前の利便性の高い立地で、落ち着いた土地利用が進められます。



西側でもより規模の大きな基礎構築工事が進行しています。



こちらの工事もソネックが受注。共同住宅の建設が進行中です。総合地所によって同社分譲マンションブランドの「ルネ」が分譲される計画です。



神戸市は人口減少が進む郊外拠点の再整備という弱点の補強に軸足を置いていますが、苦手の克服はその効果を得るのに時間を要し、時に全く効果をもたらさない事もあり得ます。人口が増える要素を持つ東灘区、灘区、中央区への強化も進めるべきかと思います。

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