トアロードと生田新道の交差点東角に立地する旧山口銀行神店跡地に建設されてきた野村不動産の新築分譲マンションプロジェクト「プラウド神戸トアロード」。早くも全面的に足場の撤去が行われ、完成した外観が顕になりました!

トアロードにおけるメインの交差点の一つに聳えるランドマークに相応しい外観デザインはIAO竹田設計が手掛けた新たな秀作として、神戸都心部における住宅プロジェクトに一石を投じる意匠が特徴の物件です。

複数の狭小ビルの土地を集約してこの規模感を実現しています。スリムな建物が多いトアロードの中において、周囲の建物を大きく凌駕する高さもこの物件のランドマーク性を高めています。

この建物の特徴は何と言っても西側のコーナー部。コーナーサッシではありませんが、コーナーにはバルコニーを設けず、オフィス然としたデザインは、デザイナーズホテルと言っても差し支えないデザインです。

ガラスを多用している他、面積の限られた壁面はアースカラーを採用し、スタイリッシュなデザイン上のアクセントの役割を果たしています。

西面はシンプルですが、グリッドが強調された表面が特徴です。この面は最もマンションらしいデザインです。

1-2階の低層部は列柱がデザインの要です。黒のパネルを左右からタイルパネルで挟み込み、縦のラインが美しいです。できればやはりトアロード沿いには店舗区画を入れて欲しかったですね。カフェが入ると非常に絵になる風景と賑わいが創出できたのではないかと思います。

間違いなく老朽化した3階建ての山口銀行支店ビルが立地していた頃と比べると、景観は様変わりしました。都心の商業地区における住宅プロジェクトのお手本のような開発と言えるでしょう。やはり全周バルコニーの規制をかわせると、デザイン性は大きく向上する典型例として、消防条例の規制緩和論を刺激する事に繋がれば良いと思います。
山口銀行跡地 山口銀行神戸支店他跡地 (仮称)神戸市中央区下山手通2丁目計画新築工事 「プラウド神戸トアロード」遂に外観が現る!
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