5月16日付けで旧居留地内の井門神戸ビルに移転した山口銀行神戸支店。トアロードと生田新道の交差点に立地する旧支店ビルは老朽化が進み、その土地の活用方法が注目されていましたが、早くも動きがありました(トライさん、近隣住民さん、情報提供ありがとうございました)。
旧支店ビルは仮囲いが設置され、防音パネルを取り付ける金具の付いた足場の組み立てが開始されています。既存建物の解体撤去工事に着手した模様です。
解体工事の工期は来年1月末までの5ヶ月間を予定しています。解体工事を受注したのはJR西日本グループの大鉄工業です。JR西日本関連でない工事の受注も珍しいのではないでしょうか。
さて気になるのは建物解体後の土地活用ですが、取得したのは大手不動産会社の野村不動産です。大手デベロッパーに売却された事には驚きを覚えたと共に期待が膨らみます。いつものように地元不動産会社や大阪の不動産会社のパターンだと、分譲か賃貸マンションになってしまうのが関の山です。
敷地面積は約400平方メートル。1,000平方メートル以下なので、神戸市の住宅建設規制の対象にはならないので、住宅開発も可能です。しかしトアロードと生田新道の交差点という極めて商業価値の高い土地ですので、安易な住宅導入は是非とも避けて欲しい次第です。
交差点を挟んで斜向かいには、建隆の保有するテナントビル「TRSX」があります。地上8階建てで、満室稼働しています。
商業開発でも十分に収益が見込める立地である事が証明されていると言えます。こちらの方が土地が大きいので、基準階面積も大きくなります。
野村不動産は駅前立地に特化した飲食店テナントを集積させる地域密着型商業施設「GEMS」やサービステナントに特化した「MEFULL」という二つの商業施設ブランドを抱えています。これらのいずれかのテナントビル開発が進められる事を期待したいです。野村不動産は他にも中規模オフィスビルブランド「PMO」もありますが、オフィス開発はやはり厳しいと思われます。
https://www.gems-portal.com/
GEMS公式サイト
https://mefull.jp/
MEFULL公式サイト
GEMS、MEFULL共に現在は東京・首都圏、名古屋、大阪に展開中です。
解体完了後、すぐに開発着手となれば24年初頭には新ビルが完成する可能性があります。トアロード x 生田新道の新ランドマーク出現に期待大です。
山口銀行神戸支店ビルの解体撤去開始 野村不動産が再開発か 商業開発になる事を期待
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地元不動産業者ですが、現時点では商業施設を入れず完全な住居のみになると聞いています。
低層階だけでも用途変更されることを願うばかりです。