山口銀行神戸支店他跡地野村不動産の新築分譲マンションの施工開始物件名称はプラウド神戸トアロードか？

トアロードと生田新道の交差点にあった山口銀行神戸支店他跡地。複数の地権者の土地を集約した上で野村不動産が取得し、同社分譲マンションシリーズのプラウドを建設しています。

計画されている建物は地上13階建住戸55戸の都心型住宅となり、残念ながら1階にはテナント区画は設けられる事はありませんでした。しかし商業地の角地に立地する為、コーナー部にはバルコニーは設けず、ランドマーク性の高い外観デザインをIAO竹田設計が手掛けました。また低層部は外装に石とガラスを使った2層吹き抜けのエントランスホールが設けられ、トアロードと生田新道沿いにはぐるりと植栽を設けて、商業地に潤いを与えます。

施工は既存建物の解体工事を行ってきたJR西日本グループの大建工業がそのままスライドする形で新築工事も行っています。同社はこれまでJR西日本の行う鉄道駅や駅ビル等の建設工事をメインで施工していましたが、最近は他の民間工事や公共工事にも積極的に参画しているようです。

現地取材は昨年12月以来の半年ぶりでした。それまではずっと地中障害物の撤去工事が進行していました。現在は掘削機が現場に入っています。

行われている工事は新築建物の杭工事です。ようやく建設工事に移行しました。

場所打ちコンクリート杭を構築しています。左側や奥にスラッシュタンクを設置していますが、敷地の大きさに対しては数が多いような気もします。

野村不動産からはまだこの物件について一切の発表は行われていません。戸数も少なく、都心立地の為、分譲価格はかなり高めの設定になるでしょう。物件名称は「プラウド神戸トアロード」でしょうか。

山口銀行神戸支店は地上3階建だった為、あまり目立つ存在ではありませんでしたが、この場所に13階建高さ43.5mの建物が聳えると、交差点の様相は大きく変化する事になるでしょう。夜間の照明演出等にも期待したいところです。