鯉川筋、三宮中央通り、元町商店街等が交わる大丸神戸店前のスクランブル交差点前で計画されているコンテナハウスの「multi-BASE」。全国初のほこみち指定を受けた三宮中央通りを盛り上げるプロジェクトの一環として進められる予定です。
昨年、計画が公表された後、クラウドファンディングが実施され、設置資金を公募する形がとられました。その後、コロナ禍の中で表面的にプロジェクトが進行している様子が見えていませんでしたが、設置工事がスタートしています。
コンテナハウスなので、建物の躯体はコンテナが持ち込まれました。その基礎が構築された上で、コンテナが設置されました。
7月上旬より工事が開始されており、9月上旬の完成を目指して施工が行われている状況です。
外装は黒。南北面が大きな開口部のサッシになっています。施工を担う株式会社コラボはコンテナ建築の店舗や宿泊施設の設置を専門としている企業です。
multi-BASEの完成によって三宮中央通りの活性化を目指して
三宮中央通りにおけるコンテナ建築ですが、multi-BASEと同時進行にて近隣でも同様のプロジェクトがスタートしています。
リーガル三宮店の西側の土地に設置されたコンテナハウス。2000年代前半に8階建のインプラントビルの建設計画がありましたが、着工せず更地の状態が長年続いていました。今回のケースでは基礎でさえも構築していないので、撤去も容易に行える形での設置てす。土地の暫定利用としては柔軟性があります。
トアロードのカミネによる新築ビルの建設も外装は完成間近かと思います。
関電不動産神戸三宮ビル改めTHE PEAK KOBE SANNOMIYAの1階は北側の三宮本通に面する店舗区画には動物病院が入居しました。
なかなか三宮中央通りの路面における空きテナントの消化が進んでいないので、F.O.インターナショナル本社ビル跡地でパナソニックホームズが計画していた商業ビルも着工はまだ難しいのではないかと思われます。人通りはコロナ前に近いレベルで回復してきていますので、今後のテナント消化に繋がれば、計画始動への道筋が見えてくるのではないかと思われます。
大丸前HITODE交差点にコンテナハウス「multi-BASE」新設工事が開始される
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ザピーク神戸三宮には、新たに「ニューエラ神戸店」が10月6日オープンだそうです。