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加納町交差点に面するイスズベーカリー本社屋・工場が9月20日に閉館しました。新本社工場はJR兵庫駅近くは兵庫区駅南通に新築された建物に移転、操業を開始しています。
閉館・移転を知らせる案内が掲示されました。築57年と老朽化も激しく、操業しながら同じ場所での建て替えも難しかったと思われます。60年前の建物と考えれば、建物用途の大半が工場であったにも関わらず、オフィスビル然とした外観はこの立地に相応しいランドマークであったかと思います。
同交差点の顔のような存在ではありましたが、UR布引アパートと共に老朽化によって、近年は都心景観における重荷になってきた事も事実かと思います。
従って今回の移転は都心活性化の観点からも英断だったかと思います。
交差点を挟んで向かいの布引町TAKAI BLD1階にある本店も、イスズベーカリーが保有していた土地・店舗を売却し、跡地に建設された建物にテナントとして入りました。
不動産を活かした経営効率化を進めており、最近では北野坂の店舗は閉店しつつ、より集客の望める阪神神戸三宮駅改札外に新規出店を進める等、積極的な再編も行っています。
今後、旧本社工場の解体が開始されます。解体完了後は既に解体が終わったUR布引アパートと土地が集約され、その後は他デベロッパーに譲渡されるか、再開発計画が始動するのかのいずれかになるのではないかと思いますが、解体完了後に計画に着手するまでは、一時的に駐車場になる可能性もあるでしょう。
敷地面積2,000平方メートルの開発用地が生まれます。三宮再開発の機運は駅北側にも波及をし始めており、中でもこの用地は最大級の規模です。
交差点の改良工事も進行しています。イスズベーカリー本社跡とURアパート跡地の再開発の内容次第では、劇変する可能性のある加納町6丁目交差点。来春頃にはその方向性が固まっているでしょうか。
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