神戸市は三宮再整備や今後に整備の進む三宮クロススクエアのプロジェクトの一環として、駅前南側の中央幹線上空に架かる3本の歩道橋について、ライトアップ工事を進めてきましたが、これらの照明設置が完了し、駅前の夜景が変化を始めました。
ミント神戸前の三宮東歩道橋。3本の歩道橋中では最も新しいデッキは、橋桁の両サイドを色温度の低い照明でライン状に点灯しています。
デッキを横から眺めると、光量の多さから橋全体が浮かび上がるような演出が行われています。
橋の上についても、欄干下にテープライトを施して、両サイドが柔らかな光に包まれています。
昼間の表情とは全く異なる景観が創出されました。これまでの歩道橋上の照明は蛍光色で冷たい印象がありました。今後は、バスターミナルビル方面へと連続する新しいデッキとも調和した夜間照明設計が施されていく事になります。
歩道橋に接続するエレベーター塔についても柱や梁がサイバーチックに点灯しています。
中央幹線のJR三ノ宮駅ビル建設工事の資材ヤードに設けられた仮囲いにも間接照明が設置され、車道を連続した温かな光で照らしています。
3本の中では最も古い中央の三宮歩道橋は、橋桁には照明は取り付けられておらず、橋の内部が光る演出が行われています。
歩道橋上中央の植栽帯にテープライトが仕込まれており、橋上の足元を間接照明が照らしています。
仮設スロープが接続される為、現在は封鎖されている歩道橋の西側部分も照明設備の設置が終わっており、橋が柔らかな光で浮かび上がっています。
最後は神戸交通センタービルと神戸マルイを繋ぐ三宮中央歩道橋。
3本の歩道橋の中では最も明るい環境にあります。三宮東歩道橋と同様に両側の橋桁に照明が取り付けられています。
歩道橋上は手摺の奥にテープライトを取り付けてライトアップを図っています。ただ他2歩道橋と異なり、周囲が非常に明るいので、照明の明かりが目立ちにくい状況です。
3本の歩道橋がライトアップされた事によって駅前エリアの夜間景観がワンランク上がった印象を与えます。JR駅ビルやバスターミナルビルの建設、三宮クロススクエアの整備が進むと駅周辺は更に華やかさを増した夜景が創出され、来街者にも神戸の玄関口について好印象を覚えるのではないかと思います。
神戸阪急も夜間には昼間の野暮ったさが消え、照明演出によって洗練性が高まります。将来的には昼も夜も風格のある景観の創出が必要です。
三宮駅前三大歩道橋のライトアップ工事が完成 中央幹線上空を温かな光で彩る
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