11月26日(火)に、遂に建て替え工事が進められてきた三井アウトレットパークマリンピア神戸がリニューアルグランドオープンを果たしました。全ての建物を完全に解体し、全く一から新しい建物を建設し、大きくパワーアップして営業を再開しました。
リニューアル後の建物の延床面積は約79,700平方メートル、店舗面積は30,000平方メートルとなり、従前から比較して約2倍に増えています。
店舗数についても、150店舗となり、新たに加わったラグーンエリアも含めた敷地面積は99,400平方メートルと3割も増えています。
完全建て替えの為、以前の面影は全くと言っていい程、無くなり、独立した構造を持つ複数の建屋の集合体だった従前と比較して、モール本体棟が1棟に集約された事で、買い物の利便性は大きく向上しています。
南欧をモチーフとした従前のマリンピア神戸 ポルトバザールも海辺のオープンモール型アウトレットとして雰囲気は良かったのですが、真夏や真冬は建物間の移動が面倒でした。
メルセデスベンツがテナントとして出店したので、モール本体棟の東側には車両がズラリと展示されています。
メルセデスベンツ正規認定中古車が並びます。ショッピングモールに輸入車のショールーム・販売店という型破りもなかなか面白い試みかと思います。
既存の立体駐車場棟とモール本体棟の間には鉄骨造の渡り廊下のデッキが新設されました。
デッキ上の様子です。屋根も取り付けられいるので雨や真夏の日差しも遮ってくれます。
デッキはモール本体棟の2階エントランスと直結。立体駐車場からの移動の煩わしさを解消しました。
平面駐車場も充実したキャパシティを有しており、全体で合計2,800台の収容台数を誇ります。今後の週末や祝日に対してこの台数が十分なのかどうかはこれから検証される事になるでしょう。
モール本体棟の西側に整備された大屋根広場。中央に楕円形で人工芝を張り、開放感のあるイベントとして活用する事ができます。
芝の前には別棟となるANNEX。3棟ある別棟の内、唯一このB棟のみがモール棟となっており、ボールネンド あそびのせかいとPET PARADISEが出店しています。
大屋根の迫り出しは想像より大きく、イベント開催時には屋根の下にステージ等が設けられる事になるでしょう。
壁の中央には高精細大型LEDディスプレイが備わり、イベント開催時に活用されます。
以前のマリンピア神戸でも広場でイベントの開催はありましたが、ここまで大きな広場はありませんでしたので、今後の有効活用に期待大です。
交通広場が整備された事もリニューアル後の大きな変化と言えます。垂水駅からは徒歩圏内ではありますが、シャトルバスが運行されています。
15分間隔でピストンバスが運行されています。
ただ週末等は国道2号線が非常に混み合うので、歩いた方が恐らく早いでしょう。週末の夕方の時間帯には車の出庫にもかなりの時間を要する模様です。
交通広場の前には別棟C棟。ポトマックが運営するコンセプトカフェ「喫茶 太陽コンパス」が営業しています。
飲食店や飲食施設の充実化もリニューアルによって図られましたが、それでもオープン直後の混雑によっては、ピーク時にはキャパシティが不足するように見受けられました。またPart2の店内編で詳細について触れたいと思います。
開業から25年以上を経て、増床を繰り返しながら人気を博してきたマリンピア神戸も、関西エリアにアウトレットモールやショッピングモールが大幅に増えた事により、その競争力は大きく削がれていました。
三井不動産は今回のリニューアルによって、年間売上高300億円、年間来館者数はレジャー施設も含めて1,000万人を見込んでいます。建て替え前の売上は172億円でしたので、4割アップを目指す事になります。
マリンピア神戸は、単なるアウトレットモールではなく、その類希な立地環境によって、リゾート性を全面に押し出した施設となり、競合する他モールや商業施設以上の非日常性を売りにする事で、滞在時間を伸ばさせ、売上と集客の可能にしています。西神戸エリアのシーサイドリゾートの主要施設として、今後の広域圏における神戸への吸引力に期待が高まります。
三井アウトレットパーク マリンピア神戸 リニューアルグランドオープン特集 Part 1 モール本体棟外観編
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