マリンピア神戸

三井アウトレットパーク マリンピア神戸 待望の11月26日のオープン準備が進む 国内稀有のマリンリゾートショッピングゾーン誕生へ



いよいよグランドオープンまで2週間強に迫った三井アウトレットパーク マリンピア神戸。建て替え工事も完了し、最終仕上げと開業準備が進められています。



店舗面積は建て替え前の倍となり、リゾート性も高め、関西エリアに存在する多くのアウトレット・ショッピングモールとは一線を画した独自性による差別化を図ります。



その試みの一つとして自動車ディーラーのショールームを常設テナントとしている点も新鮮です。メルセデスベンツが出店する為、多くの展示車両が並びました。



以前よりも植栽帯や街路樹の数も大幅に拡大し、敷地内が潤いの溢れたモールとしても、現代型にアップデートされています。



建て替え前は増築を重ねて規模を拡大して行きましたが、今回はグランドデザインの下、一括で建物を建設している為、全体の統一感は徹底されています。



神戸市内での大規模なショッピングモールの開業は、イオンモール神戸南以来、7年ぶりとなります。



この規模のショッピングモールの建て替えは正直、稀有なケースと考えるべきで、マリンピア神戸の立地するロケーションやポテンシャルを三井不動産が高く評価している表れと言えます。



建て替え前のマリンピア神戸の売上は2009年に達した230億円がピークでしたが、競争が激化し、2019年には170億円にまで落ち込み、更にコロナで140億円に。



営業再開後にはまずはピーク時の数字を目標に、更には倍増を目指していきたいところですが、15年前とは環境が異なる中、どこまで数字を伸ばせるか。



ショッピングだけでなく、コト消費に力を入れ、モール内での滞在時間をできるだけ長くする工夫が随所に見られますが、その極め付けが、ラグーンエリアです。



限られた予算の中で、モール本体棟を建て替えながら、更にかなりの広さを誇るラグーンエリアを開発するには課題の克服と工夫が必要だっかかと思います。



三井不動産の投資額は公表されていませんが、昨今の建築費高騰を鑑み、7.4万平方メートルの延床面積、9.9万平方メートルの敷地面積の開発となった事から、おおよそ500億円程度かと推測します。この数字はJR三ノ宮新駅ビルと同程度の投資額です。



このモールの開放感溢れるロケーションはまさに全国屈指の稀有な環境です。シーサイドである事だけでなく、明石海峡大橋という世界有数の吊り橋が景色の一部となり、更にひのバックには淡路島があります。



しかしながらこれまではその素晴らしい環境を有効に活用できてはいませんでした。モール本体棟は従前よりインナー形式に転換されましたが、内と外の使い方にメリハリを付け、一歩外に踏み出せば、様々なアクティビティを体験する事ができます。



駐車場以外に外構がここまで大きなショッピングモールは他にあるでしょうか。



欲を言えばもう少しラグーン自体も活用できると良いと思います。ラグーン内でシーカヤックに乗れたりはするようですが、イオンモール神戸南でも一時行われた水上噴水ショーの導入も検討して欲しいと思います。



プロムナードが整備されたので、ラグーン周りを一周散策するだけでも、楽しいエンタメです。



モール本体棟の対岸に位置するTOOTH TOOTH LAGOON。TOOTH TOOTHの旗艦店として、店舗面積もこれまでの中で最大店舗となります。



バーベキュー施設と合わせて、楽しい食の時間を提供します。施設を運営するポトマック社は、神戸市のあらゆる新規開発エリア・施設に積極的に参入し、盛り上げようとしてくれています。



メリケンパークから始まって、新港町のKPM、EKIZO神戸三宮、須磨浦公園駅前、須磨海浜公園の松の杜ヴィレッジ、そしてマリンピア神戸。今後の三宮エリアの各再開発ビルにも進出するのでしょうか。



西側の平面駐車場も整備が完了しました。



マリンピア神戸敷地内に立地するさかなの学校は、残念ながらモールの開業と共に開館を再開する訳ではなさそうです。



ただ内部の水槽等の設備は一旦、全て撤去され、いつでも新しい設備を搬入、設置できるように整えられています。



開業後は周辺道路の混雑がやはり懸念されますが、パーキングの収容キャパシティにはかなり余裕があるので、スムーズな入退場ができる事を期待します。あと2週間です。オープン後にレポートできる事を楽しみにしています。

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