神戸市は港島南町6丁目・イズミヤスーパーセンター神戸ポートアイランド店跡地周辺の再利用が進まない状況から、暫定利用を模索しています。 今年1月にこの一部について、土地利用条件付き貸付事業者の公募を広報し、3月末に入札を行いました。
現在、対象用地の造成・整備工事を進めています。工事の完了予定は6月末です。
入札によって決定した土地の借受契約を行った事業者はカレイドジャパン株式会社です。
https://kaleidojapan.com/
カレイドジャパン 公式サイト
同社は遊休地の活用について企画・コンサルティング等を手掛ける事を事業の一環としており、今回の遊休地では、レクレーション施設としてバーベキュー場の開設を計画しているようです。
敷地は3,000平方メートル。今年7月に開業し、5年間の営業を予定しています。
コロナ禍の中で、キャンプを含めたアウトドアアクティビティが空前のブームになっています。グランピング人気も手伝って、全国各地にキャンプ施設が開業していますが、今回のバーベキュー施設も運営が上手くいくと、グランピング施設にアップグレードされる可能性もあるかもしれません。焚き火も可能になるのでしょうか。
ポーアイ2期地区にはかつて大きな温浴施設の開業が計画されていましたが、露天風呂が他施設から見えてしまう事が判明して頓挫しました。天然温泉は採掘されていたので、温泉付グランピング施設の開業も可能になります。
このレクレーション施設計画地の周囲は他にも暫定利用計画を進めています。北側には市民農園を整備中です。
市民農園が整備中の敷地です。土壌改良が行われたようで、土の色が周囲と異なります。
更に東側は広大な芝生広場を整備しています。
ポーアイ2期地区の未利用地は他にも緑化・芝生広場化が既に完了している街区が見受けられます。これまでは利用者があまりいなかったので、緑の絨毯はフカフカです。バーベキュー施設や市民農園が整備されるので、こちらの芝生広場は利用も進みそうです。
計画地はラウンドアバウトの近接地です。遊休地の暫定利用としては今回の計画は面白い活用方法かと思います。今回の対象地は業務施設用地として指定されていますが、3ヘクタールを超えている為、これを埋める企業はなかなか進出しません。ポーアイ2期はどちらかと言えば、研究施設や製造施設としての活用が主で、業務用途は限定されています。今後は業務系の企業進出は都心に集積するよう誘導し、ポーアイは研究施設用地を増やした方が良いと思います。
ポートアイランド・港島南町6丁目 5年間限定のレクリエーション施設を7月オープン
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