神戸市中央卸売市場本場跡地で計画されているイオンモール。Delicious Life Parkをコンセプトに物販・飲食の専門店、地産マルシェ、神戸グルメゾーンや運河沿いプロムナード、オープンカフェ、観光バス駐車場、観光バス停留所、観光案内所までを整備する大型ショッピングモールで地下鉄海岸線沿線の活性化起爆剤の切り札として期待されています。
当初は開業日を平成27年9月30日と計画していましたが、建設費高騰を理由に1年延期。しかしここに来て更にもう1年延期の平成29年6月30日に先延ばしされました。現地では埋蔵文化財調査工事が行われていましたがそれも完了。ようやくイオンモール建設予定地のバナーが掲示されて着工に向けてそれなりの体裁が整いました。
当初の計画通りに進んでいれば開業後1ヶ月が経過ということになっていたはずです。しかし現在はまだこの通り広大な更地のまま。今から約1年半後の開業となれば年明け早々には準備工事が始まっても良いかと思います。
着工・開業時期の延期に加えて規模も多少縮小されたようです。新しい規模は本館が3階建、駐車場棟が5階建で延べ8万1422平方メートル。当初は本館が4階建で延べ9万3000平方メートルを計画していました。
商業施設が計画されているのは市場本場跡地である敷地の北側3万7384平方メートル。再開発計画としてはイオンモールをI期地区、そして中央卸売市場本場厚生ビル等が立っている南側の敷地をII期地区として開発する方向性が示されていました。
しかしI期地区の着工が遅れていることにより、II期地区の開発時期との差があまり無くなってしまったかもしれません。
II期地区の中央卸売市場本場厚生ビル等の建物解体が開始されています。
すでに厚生ビルの東側にあった建物は解体撤去されました。厚生ビルも来年3月までに姿を消します。
II期地区もI期地区同様に売却される可能性が高いと思われますが、恐らくコンペになるのではないかと思われます。開発の方向性ですが、公園等の広場とマンション開発が妥当な線でしょうね。海岸線沿線の居住人口を増やすことも利用者増への最善の近道です。イオンモールに併設される駐車場台数がこの手のモールとしては少ないのも海岸線の利用を促すための対策だと考えられますが、駐車場無料化によって成功しているウミエを鑑みると、この策が吉と出るか凶と出るか。分譲マンションが計画されれば敷地面積からかなり大規模で戸数も相当数に上るプロジェクトになる可能性があります。イオンモールに隣接する大型分譲マンションで地下鉄駅も近接していることからかなり注目度の高い物件になるでしょうね。今後の動きに要注目です。
イオンモール建設予定地 -神戸市中央卸売市場本場跡地再開発-
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最近イオンは業績低迷しているし、計画も延び延びだったので、中止かな?と心配していましたが事業化するんですね。良かった。
規模縮小は止む無しですね。
私も、第2期は集合住宅が良いと思う、定住者を増やさないと地下鉄利用者も増えないよね。三菱の神戸造船所跡は同社のMRJ組立工場として利用されることも決まってるし、ノエスタはラグビーW杯2019の試合会場に決定している。このエリアは今後面白そうですね。
sirokumaさん
計画が進むだけでも良しとすべきでしょうね。地下鉄海岸線が起爆剤として数千億円の公費が費やされたこのエリアですが、ようやく活性化に向けて本格的に動き出しそうですね。