ダイエー新在家店の解体が開始される 開発事業者はあの電鉄系デベロッパー


閉店した灘区のダイエー新在家店について解体撤去工事が開始されました。取り壊し工事を担うのは解体工事が専業の三貴です。



仮囲いの設置と共に建物の解体準備が行われています。建て替えに伴う閉店という事でしたが、この土地を取得したのは阪急阪神不動産である事が判明しました。



共同住宅建設と店舗建て替えから成る複合開発としての計画が進められる事になりそうです。ここ最近、阪急阪神不動産が開発攻勢を強めつつあり、神戸市内や西宮市内等の阪神間で複数のプロジェクトを同時に推進しています。



この物件もやはりジオブランドの分譲マンションになる事は確実でしょう。スーパー部分にどれだけの敷地面積を割り当てるのか次第ですが、敷地の大きさとしてはタワーマンションを建設するのが最も効率的です。



残念ながら北西隣にあるPhoenix新在家店の店舗ビルには仮囲いは及びませんでした。



同時に解体されて敷地の一体化による再開発を期待していました。



また北西隣の更地も手付かずのままです。これらの隣接地も現状のままではないものと思われます。

今回のダイエーの閉店・建て替え劇ですが、ダイエー側が敷地の半分もしくは全てを阪急阪神不動産に譲渡し、その売却益を使って建て替え費用に充てて、新店舗棟を保有もしくは賃貸し、阪急阪神不動産は残りの敷地をマンションの建設に活用するという開発手法なのではないかと推測しています。



都心エリアでも宗教法人が広い敷地の一部をデベロッパーに借地権を使って貸し出し、定期借地権付き分譲マンションを供給する例が相次いでいますが、その商業施設版が今回の例なのではないかと思われます。今回の物件は駅前とは言え、東西には住宅街が広がります。やはり15階以下の中層マンションとなる可能性が高いでしょう。

今後は宗教法人や学校法人、商業施設に至るまで、立地が良く敷地に余裕のある物件の市場をマンション開発用地に転換へと促すデベロッパーの提案は増えていくのではないかと思います。

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