今年2月中旬に閉店した阪神新在家駅南側のダイエー新在家店の解体工事が三貴による施工で進められています。工事の発注者は阪急阪神不動産。解体完了後の跡地でマンション開発が行われる事が予想されます。
平屋建スーパーの既存建物の解体撤去が行われています。灘区の駅前に立地する環境では、かなり大きな平面駐車場を有するスーパーでした。
解体工事後、進めれらる新築工事の名称は「(仮称)神戸市灘区新在家1丁目計画」です。新築工事の施工者は長谷工コーポレーションです。
開発事業計画のお知らせが掲示されました。建築計画のお知らせと開発事業計画のお知らせを掲示する2パターンが見受けられます。
計画されている建物は共同住宅と店舗です。共同住宅棟は鉄筋コンクリート造地上15階建で 総戸数305戸。店舗棟は鉄骨造地上2階建を予定しています。設計、施工共に長谷工コーポレーションが受注しました。
開発計画の平面図です。敷地北側に店舗棟を配置し、それを取り囲むように西側と南側にL字型に住宅棟を配置しています。店舗棟は建て替えられる新たなダイエー新在家店となるのでしょう。駐車場はスロープを建設して店舗棟の屋上に整備します。
必要以上に広い駅前スーパーの敷地を住宅と店舗に分けて有効的に再活用するファインプレイの再開発です。これまでは都心エリアに立地する宗教法人や社団法人の敷地を有効活用し、老朽化する建物の建て替えとマンション開発を同じ敷地で実現する開発例が増えていましたが、この手法はスーパーでも活用できる良い事例です。阪急阪神不動産側が持ち掛けたのでしょうか。
しかしながら事業計画が明らかになったところで、北側の未利用地や閉館しているフェニックスの土地は一体的に開発されるものではない事が判明しました。中央にある白い建物を含めた土地の集約が水面下で進められているのでしょうか。
阪急阪神不動産が手掛けるマンション開発になるので、新たなジオシリーズの物件となるでしょう。ただ住宅棟を国道43号線や阪神高速に面する南側に配置したのは何故でしょうか。住環境を考慮するなら店舗棟を南側にする方が良いのではないかと思います。305戸の大規模マンションとなります。最近のマンション開発は大規模物件が目白押しです。
私もマンションが何で43号線沿いと思いましたが、北側は敷地ぎりぎりにパチンコ屋が迫っており、いずれマンションになる事も考えられ、その先には高架の阪神新在家駅があるので、見晴らし、電車の騒音も考えて、道路の騒音、排気ガスとの天秤で決断したと思われます。
実はこの旧ダイエー前の43号線を毎日通勤時に車で通っています。たまに帰りにダイエーによっていました。
再開発を楽しみにしておりますが、ここはスーパー激戦地になりますね。
徒歩圏内の阪神電車車庫下に阪急オアシスがあります。雨の時も店舗、駐車場が高架下のため濡れずに済み重宝します。
店舗も広く、御影クラッセのオアシスより品ぞろえも豊富です。
また43号線を挟んだ南側に有るサザンモールは現在大規模改装中で、今まで有った業務スーパー後に関東から来たオーケーが出店するようです。
値下げ競争がますます激しくなるでしょうね。