JR灘駅前広場再整備 「灘の森テラス」がコンセプト



リノベーション神戸のプロジェクトの一環であるJR灘駅前広場の再整備計画は概略設計業務の公募型プロポーザルにが行われ、株式会社E-DESIGNを代表企業とし、株式会社モビリティデザイン工房、株式会社畑友洋建築設計事務所が参加企業に加わった企業グループに委託候補事業者に決定していましたが、いよいよ来年度から整備工事が開始されます。



まず駅南側駅前広場の改修からスタートします。灘の森テラスをコンセプトとし、「美術館のまち」のエントランスと「地域のアウトドア・リビング」が木陰で重なり合う、灘のまちの新しい顔を作る事を基本方針とした整備を進めます。



現在は段差が多い広場は全てスロープ化。ベンチや日除け屋根を整備し、駅前広場が寛ぎと集いの空間になるように改修します。また駅前通りが兵庫県立美術館へのアプローチとなっており、ミュージアムロードとして位置付けられていますが、その中間地点として、アートを感じられる空間を作ります。



現在の駅前広場は成熟した木々が並ぶ空間です。これらの緑豊かな環境は活かしつつ、現況の問題点を解決します。



駅北側の広場について再来年度にリニューアル工事を進める予定です。



現在の駅前広場は十分なスペースがあり、街としても成熟しています。改修の基本コンセプトは南側とほぼ同じ内容でリニューアルされるものと思われます。



灘駅は橋上駅化された後、南側にJR灘駅NKビルが建設されて以来、約10年に渡って駅周辺に大きな動きはありませんでした。今回の駅前広場再整備によって新たな活力が生まれるのか見守っていきたいと思います。

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