三宮

三宮11街区連絡地下道補修及び内装改修工事 リニューアル完成目前 ショーウィンドウが特徴のスタイリッシュな空間に


三宮中央通りの地下を通る地下通路が「SANPOCHIKA(サンポチカ)」として、リニューアルが完了してから早2年が経過しました。これに合わせてセンタープラザ・さんぷらざ地下階と同地下通路を南北に結ぶ、生田ロード地下の三宮11街区連絡地下道のリニューアル工事が昨年12月より開始されました。



およそ9カ月の工期を経て、ようやく地下道の改修が完了します。



昭和の香りが漂っていた地下道は明るくスタイリッシュな空間に改修されました。



東側の壁はショーウィンドウとして活用されています。



計5つのウインドウが備わっています。天井の照明はシックに照度を抑えているので、ショーウィンドウの明かりがこれを補っています。



地下道には勾配があるので、ショーウィンドウも高さが徐々に下がっています。一つのウィンドウを1社・団体のディスプレーとして活用できるようになっています。



円柱の柱はステンレス製のパネル、床はモルタル。天井はブラックに塗装しており、かなりスパルタンな仕上がりです。



SANPOCHIKA(サンポチカ)の延長のようなデザインになるのだろうと思っていましたが、良い意味で予想を裏切られました。将来的に地上の建物が再開発で建て替えが行われたとしても、地下道が最新の建物と釣り合うようになるでしょう(寧ろ現在は地下道の方が先を行っています)。



まだ一部、仮囲いが設置されていた場所がありましたが、もう完成しているかもしれません。



酷暑が続いていますが、SANPOCHIKA(サンポチカ)はこれによって思わぬ恩恵を授かっているようです。陽射しを避けたい人々はこの地下通路を有効活用しているようです。ディスプレーは市民の発表の場にもなっていますので、これらの作品を眺めながら地下散歩も楽しいものです。



再開発・制整備によって来街者がこれから増えて行けばこの通路の利用者も更に増加が期待できるかもしれません。



近隣となる三宮本通りではビルの建て替えが開始されています。センター街内のビルの建て替えは珍しく、直近でも三宮センター街東側入口付近のフューチャープラザと三和グランプリビルのみで、20年程遡れば、京町筋周辺のダイエー村の建物跡に安田不動産が商業ビルを数棟建てたのみです。



建設される建物は三宮KSビル。隣接する河南ビルの一部が立っていましたが、解体されました。建て替えという事になるのでしょうか。工期は年末までのようです。



トアロードから程近い立地です。トアロードでは複数の開発プロジェクトや商業施設のリニューアルが進行しています。この三宮KSビルの建て替えもこうした開発の波及によるものでしょうか。

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