今週3日木曜日。三宮駅の北側・フラワーロードに面した布引町4丁目でビルの解体工事が進行中でしたが、解体用の足場や解体されているビルが崩落してフラワーロードに散乱するという大事故が発生しました。私は前週、この解体現場をたまたま撮影していました。ドライブレコーダーに事故の一部始終を記録したバスの停留所が写真右下に見えています。二人の方が負傷されたことは非常に痛ましい事ですが、大惨事になったかもしれなかった今回の出来事。解体・建設工事の危険性を我々も常日頃から意識して置いたほうが良さそうです。
Googleストリートビューから拝借した解体工事開始前の様子。隣接する敷地はすでに更地化しています。今回、解体工事が進められていたのが中央の白い雑居ビル。隣の青い建物も撤去対象のようです。白いビルの後方にある別の白いビルも同時に解体されていたようです。
またまたGoogleから拝借した航空写真ですが、今回の解体対象エリアを見てみると、上の写真で更地となっている場所に結構大きな建物があったことが分かります。そして写真中央の建物を除いて、その周囲のビルも解体が進めらているのです。これらの建物の南側もすでに一旦更地化されて現在は駐車場となっています。
これらの一連の解体工事が仄めかしている事は水面下で何か大きな再開発プロジェクトが計画されているのではないかということです。中央のビルはまだ真新しい感じなので、この一連の解体には関連していないかもしれません。三宮で再開発の機運が高まっている今日、大きなオフィスビル案件が浮上しても不思議ではありません。先日も神戸新聞が大手不動産会社が大型ビル建設のための調査を開始している旨を報じていました。
今回、不幸な形で注目されてしまったこの解体工事ですが、暫くは解体は中座してしまうかもしれません。解体再開後、どんな展開が待ち構えているのか今後も注視していきたいと思います。
三宮・布引町のビル解体工事現場
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不動産業界の噂では布引町はホテル開発と聞きます。
ホテル・シェレナ西館と同じ所有者ですね。
「第一グランドホテル西元町」は論外ですが、この立地でのホテルも厳しいでしょうか。
人の流れを呼び込みにくいというか、如何せん商業系は弱いエリアですね。
余程個性の強いホテルでないと厳しいでしょう。
思いつきですが東京を中心に増えつつあるデザイナ-ズのカプセルホテルなんかが最適かもしれません。
(例えば羽田空港にあるファ-ストキャビンのような。)
しかし今回の事故で当分はストップですかね。
大型のビルやホテルを複数所有しているような資金の潤沢な所有者なのでしょうか。
シェレナ西館も廃墟のままですし、こちらも動かないとなると資金面では平気なんでしょうかね。
偶然に事故の前後で現地を訪れておりました。
大変な事故でございました。
被害者の方の早期回復及び後遺症など残らず、
元気なお姿で回復されることを心よりお祈り申し上げます。
しかし都心繁華街の目抜通りに面した大規模な工事現場にしては、
些か工事会社の規模が小さ過ぎる印象がございます。
本来であれば賠償能力も考え、なるべく大手の工事会社に発注すべきです。
昨今、建設業界の人員不足により工事価格は高騰しております。
予算を抑えるべく、本来は下請けに入るような小さい工事会社を選定し、
且つ予算ありきで未熟な工法による工事を指示した背景があるようであれば、
今回の事故は予算を優先した発注者にも多分に責任が存ずるものと考えられます。
このような予算ありきの考えがエスカレ-トし、いつぞやのヒュ-ザ-、姉歯事件のような問題を引き起こすのです。
今回の事故も現場の責任と作業員に罪を押し付けるのではなく、
経緯に問題がなかったか原因究明に尽力頂きたいと思っております。
被害者の方の人生はお金では取り戻せません。
工事に携わる業界の人間は、利益追及の一方で人命に関わる安全を左右する立場にあることを、
今一度見つめ直すべきと思い返しました。
工事業者のみならず発注者も然りです。
六甲山さん
ルミナスホテルのケース同様に同社が自らホテル建設に乗り出すのではなく譲渡の形で別のホテル会社が運用となればベストなのかもしれません。ビジネスホテルの立地としては駅からも至近距離で最高のロケーションと言えます。ただ地代が高いはずなので、それなりの単価を見込めるホテルが進出するかも?
かずおさん
現状の建設業界の問題を浮き彫りにしたような非常に痛ましい事故です。大手ゼネコンの高級マンションでも次々に工事ミスが発覚する等、全国で警鐘が鳴らされています。もっと大きな惨事が起こりかねません。今回を教訓に安全への考えの見直しが図られるとと共にこのような事が二度と起きないよう気を引き締めて工事を進めて欲しいとただ祈るばかりです。