神戸市庁舎3号館(神戸市危機管理センター)の建替に伴い、閉鎖された神戸市庁舎4号館。最終的にルミナスホテル社が土地を購入し、地上19階 地下1階 客室数272という規模のビジネスホテルの建設を計画しています。
計画が明らかになってから早半年。ようやく旧市庁舎の解体工事が本格的に開始されます。解体前の準備として仮囲いの設置が始まりました。
先日の布引町の雑居ビルを遥かに上回る規模の建物解体ですから、慎重に行われることを願います。
解体期間は8月下旬までを予定しています。本体工事は今秋開始ということでしょう。ホテルの開業は来年末です。
この市庁舎4号館の公開入札で一番札を取ったのは大阪の不動産会社であるセントラルシティです。その後、ルミナスホテルへ譲渡されました。。近年の神戸都心部の再開発には同社をきっかけとした案件が多く、これまで硬直停滞してきた神戸都心部の商業開発に風穴を開ける存在になっているようです。布引町の解体ビル一帯の土地も同社の所有物件のようですので、今後の開発が期待されます。
市庁舎からほど近い美容専門学校ベルェベル。ルミナスホテルの低層部デザインや素材はこの専門学校を踏襲し、街並みに統一感を生み出す工夫が施される予定です。
御影石を採用した低層部には2階にルーフバルコニーのあるレストランが開業予定。3階部分にもテラスがあるようです。これを機に向かいの神戸市危機管理センター1階も賑わいを生み出す工夫を行って欲しいものです。
神戸市内主要10ホテルの昨年の稼働率は76.4%という数字が出ており、過去10年で最高水準だったようです。過去10年でも複数の新規ホテルが開業し、更にこのルミナスホテルを含めて2物件が計画中です。外国人観光客の増加や景気高揚によるビジネスニーズ増加、医療産業都市に関連した学会等、複合的な要因でホテル需要は高まっています。今後もまだ都心再開発においてホテルという要素は欠かせない存在となるでしょう。
おまけですが、近接する東町・江戸町ビルの公開空地に何やら重量鉄骨の骨組が建物を囲うように設置されています。基礎はコンクリートブロックを置き、その上に鉄骨のフレームを載せているので、暫定的に活用される物のようですが、何の作業が行われるのでしょうか。
東町・江戸町ビルは地上18階建の複合ビルで低層部にオフィスと店舗、高層部は分譲マンションで構成されています。1999年竣工でグッドデザイン賞を受賞しています。
神戸市庁舎4号館跡地計画 -ルミナスホテル進出-
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東町江戸町ビルは大規模修繕が8月まで行われます。
別件ですが中央区郵便局向かいの土地で入札の告示が張り出されていました。
市役所4号庁舎跡は神戸新聞にてセントラルシティ様の仕事だと拝見しましたが、
布引町の足場崩落事故の物件も同社の物件だったのですね。
最近よく耳にするようになった会社です。
大阪の会社ながら神戸に根を張る有力不動産会社です。
ただ仕事は少々荒っぽいのですかね。
西元町のホテルも実は外見だけでホテル営業できる内容を完備してないとか。。
だからいつまでも幽霊ホテルだとか。
足場の崩落事故もニュースでの近隣の方々のコメントから、強引な工事内容で進めさせた結果ではないですかね。
ともあれルミナスホテルは楽しみですね。
神戸を知り尽くした地元ホテルのニューオープン。
ケーニヒスクローネ並のアイデンティティーに期待!!
とまさん
二つの情報ありがとうございます!いよいよ金融事務センター跡地の入札が行われるのですね!都心の大型案件だけに再開発がどう動くのか非常に楽しみです。
カミナリさん
安全が疎かにされてしまう事は絶対に避けなければなりませんね。昨今、建設業界は非常に厳しい環境に置かれていることは確かですが、コスト削減によって安全が二の次になれば、結局は更に膨大なコストとして跳ね返ってくるだけでなく、社会の信用も失うことにもなりかねません。
ルミナスの解体も安全に進められることを願うばかりです。