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3月末以来、約半年ぶりに西宮北口を探訪しました。お目当ては勿論、西宮ガーデンズ前に建設中の (仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画です。地上14階建の店舗、事務所 、共同住宅から成る複合ビルプロジェクトです。
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プロジェクト概要
(仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画
事業者 阪急電鉄・阪急阪神不動産
所在地 兵庫県西宮市高松町544他
敷地面積 2,998.15平方メートル
延床面積 18,336.65平方メートル
高さ 57.75メートル
構造 鉄筋コンクリート造
階数 地上14階
用途 店舗 事務所 共同住宅
設計 株式会社松田平田設計
施工 株式会社鴻池組
竣工予定 2023年8月
建設状況の様子
店舗、オフィスが主体の建物には珍しく構造は鉄筋コンクリート造です。既にオフィスフロアである5階まで地上躯体の構築が進められています。
南北に細長い敷地の為、この方向のスパンの大きな建物になります。タワークレーン二機を使って建設しています。
細長い敷地の為、大きさが分かりにくいですが、敷地面積は約3,000平方メートルもあります。従ってビルの延床面積も1.8万平方メートルを超える規模となります。店舗となる2階部分は西宮北口駅から続く歩行者デッキと接続します。
まだ階数が低いので目立ちませんが、高さを増してくると、かなり存在感のある建物になるものと思われます。中層の6フロアを占めるオフィス床ですが、来店型テナントを想定しています。
建物は甲南大学西宮キャンパスと並びます。建物の色調等も統一感のあるものとなるようです。
昨年の西宮北口駅の乗降客数は、僅差ではありますが、再び神戸三宮駅を抜いて、阪急沿線で梅田に次いで2位になったようです。コロナ禍でテレワーク等が増え、オフィスに通うビジネスマンの数が減った事もあるのでしょう。
しかしそれにしても西宮北口の躍進ぶりには目を見張るものがあります。梅田同様に阪急が本気を出すと街を変える力がある事を如実に表しています。
あくまでも阪急が主役の街づくりですが、これに西宮市や兵庫県もうまく協働した事が奏功してこの街の発展に繋がりました。三宮にも有望な資産を複数保有する阪急は一定の時間を掛けてでも、必ず開発を進めていくものと思われます。鉄道事業のみでは立ち行かなくなるのは必然という共通認識の下、保有資産をいかに有効に活用できるか。梅田・芝田1丁目計画に「大阪梅田2030プロジェクトチーム」を発足した阪急グループ。5~10年後には「神戸三宮2035プロジェクトチーム」の発足も期待したいと思います。
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