阪急阪神ホールディングスは27日、阪急西宮北口駅に隣接した敷地約3,000平方メートルに鉄骨造地上10階・地下1階建て、延床面約11,600平方メートルの商業ビル「(仮称)西宮北口阪急ビル」を2018年秋の開業を目指して建設すると発表しました。敷地は阪急西宮ガーデンズと西宮北口を結ぶ連絡デッキの途上にあり、駅に隣接している為実質的には駅ビルですが、駅の改札とは直結していないので、商業ビルという扱いのようです。
阪急西宮ガーデンズへの連絡通路途上をビル3階内部の屋内コンコースとして取り込み、2層の吹き抜け空間に店舗を配置して賑わいを高める設計となります。1-4階は商業フロアとして飲食・物販、金融機関などの店舗を誘致。5-10階は教育系を中心としたサービス施設等に充てます。住宅地区として子育て世代にも人気の非常に高い西北の駅前として、学習塾や各種習い事、英会話学校等の進出が見込めます。
新ビルは松田平田設計が設計を担い、奥村組が施行を担当します。8月1日に着工予定です。
先日、JR西日本の新社長である来島氏が非鉄道事業の強化策を打ち出していましたが、阪急は先行して駅敷地内での商業施設増設に取り組んでいます。2ヶ月前に阪急神戸三宮駅の神戸阪急ビル東館の建て替えを発表、既存ビルの解体に着手していますが、更に新たなプロジェクトを始動させました。しかも西北の新施設は三宮よりも早く完成・開業します。
阪急にとっての西宮北口の重要度はガーデンズの成功によって急速に高まっており、乗降客数においても神戸三宮駅に肉薄しています。関西の住みたい街ランキングの王座に君臨し、利便性と住み易さを兼ね揃えたブランド力を高めています。
投資額や規模では神戸阪急ビルの方が遥かに大きな計画にも関わらず、西宮阪急ビルのプレスリリースには高解像度の完成予想パースが3枚も掲載されています。神戸阪急ビルのパースは実質1枚のみ。西宮同様に新しいコンコース内の様子や別角度からのビル外観等もぜひとも追って公開して欲しいものですね。
(仮称)西宮北口阪急ビル計画
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震災以前と以後でもっとも激変した街が、西宮北口でしょう。しかもいい意味で!
私は小学校時代に西宮北口に住んでおりましたが、駅前に商店街が2つあり大変庶民的で、また少し足を伸ばせば田んぼや畑がありのどかな地域でした。梅田、三宮に電車で15分という立地なのに、いまいち赤抜けせず、西宮の中心はどちらかといえば阪神西宮でした。それが子供心ながら不思議で、少し歯がゆい思いをしておりました。
今、西宮ガーデンズに行くと街の変貌ぶりに、ここが阪急ブレーブスの本拠地だった西宮球場だったと知る人はお客さんの何割いるのかなと、大学時代に球場でバイトしておりましたのでついつい感傷的になってしまいます。
もともとポテンシャルのあった街を阪急が見事に再生させました。翻って神戸・長田もいつかそうあってもほしいですね。
おはようございます 九州人の私としては 西宮 姫路の発展で 中心の神戸のさらなる発展 を 期待しているところです