西宮

地域探訪: 西宮・ (仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画 9月の開業が近づき建物の外観完成目前 周辺部工事も開始される



いつの間に前回の訪問から約8ヶ月ぶりの取材となる西宮北口。(仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画は、西宮ガーデンズ西側の高架と道路に挟まれた土地に地上14階 店舗、オフィス、賃貸住宅から構成される複合ビルを建設するプロジェクトです。いよいよ9月の開業予定を前に建物外観完成が目前です。

プロジェクト概要

(仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画



事業者 阪急電鉄・阪急阪神不動産
所在地 兵庫県西宮市高松町544他
敷地面積 2,998.15平方メートル
延床面積 18,336.65平方メートル
高さ 57.75メートル
構造 鉄筋コンクリート造
階数 地上14階
用途 店舗 事務所 共同住宅
設計 株式会社松田平田設計
施工 株式会社鴻池組
竣工予定 2023年8月







建設状況の様子



ファサードとなる東面以外は足場の撤去が完了しています。近隣では最も高い建物となる為、かなりの存在感があります。



西宮ガーデンズに接続するデッキから見上げる複合ビル。メインの東面部分は非常にスリムな板状の建物に見えます。



東側の道路から見上げる複合ビル。南北スパンが非常に大きい為、壁のように聳え迫力があります。



この細長い土地にこの規模の建物で容積率をクリアしているのは、高架を含めたこの直線上の土地を一帯としてみなしているからでしょうか。



南北の外壁に赤煉瓦を採用して、周囲の建物との調和を図っています。これは阪急電車のマルーンカラーを意識した色でしょうか。



スリムな板状に見えるこの建物ですが、西側に回ると、全く異なる形状である事が見えてきます。



板状の建物に三角直方体をドッキングさせたような形状で非常に複雑な造りとなっています。



従って低層部の店舗・オフィスフロアは想像していた以上に床面積があるものと思われます。



建物完成が近づきつつある為、周辺部で付随する工事も開始されました。西宮北口駅と阪急西宮ガーデンズを連絡する歩行者デッキにあった階段が撤去されました。



代わりにデッキの西側に新たな階段が設置されました。



撤去された階段のあった場所では鉄骨建方工事が行われています。



恐らく新ビル2階と接続する新たなデッキの構築を進めていると思われます。ただ単なるデッキとしてはかなり重厚な造りです。2階部分は通路、1階は店舗等を想定しているのでしょうか。



階段があった部分はパネルで閉じています。この部分に再度、新設デッキを接続するものと思われます。



8ヶ月ぶりの西北という事で、前回は建設中だった駅前のビルも竣工していました。ふじやグループビルには学習塾の希学園が入居。



但馬銀行西宮支店ビルも建て替えが完了しました。



阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画が完成すると、阪急による西北エリアの開発プロジェクトは一応、ここに完結する事になります。
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