新動線の整備工事が年度末に完了し、本格的な既存建物の解体が始まった三宮ターミナルビル撤去工事。これまで建物に西・南面に足場と養生ネットの取り付けが進められいましたが、更に大きな動きがありました。なんと現場にタワークレーンが投入されました!
建設用ではなく、解体用にタワークレーンが採用されるのも珍しいですね。解体作業が長期に渡り且つ慎重に進められなければならない為、タワークレーンの使用が最適なのかもしれません。
施工を担当する大鉄工業の社名が入ったマストクライム型のクレーンです。大手ゼネコンは自社でクレーンを保有しているのだと思いますが、中小の建設会社はレンタルが主なのではないかと思われます。大鉄工業はJR西日本の子会社ですので施工対象は主に駅舎や駅ビルの建築、線路の土木工事等、自社グループ内での受注がメインです。このクレーンは自社保有でしょうか。
1階のOPAがあった場所にタワークレーンの架台が確認できます。梁や壁の一部も解体されてクレーンのパーツを押し込んだ形です。この解体の不思議なところはビルの一部はまだ駅構内等では仮囲いも設置されずにまるでコンコースの外壁の一部のように利用されている点です。
個人的に待望の作業予定・工程の掲示が出ました。1~2階、6~7階の解体工事とあります。またR階、東面、北面仮設工事と書かれているので、まだ足場に覆われていない北面と東面もいよいよ今週中に見納めとなります。
これでいよいよ本格的に既存建物が上層階から徐々に縮小していく事になります。三ノ宮駅周辺では最近、様々な事故も多いので、厳重且つ慎重な解体作業をお願いしたいと思います。地上躯体が姿を完全に消すまでにどれ位の時間を要するでしょうか。年内にはホーム中央部から神戸阪急となったそごう神戸店が拝めるでしょうか。その後の地下階や基礎の解体にかなりの時間を要するものと思います。新駅ビルについてはもう少し気長に待つとします。いずれにせよ三宮ターミナルビルの解体が終わらなければ、新駅ビルを建設する事はできません。
JR三宮ターミナルビル撤去工事 タワークレーンが登場!解体がいよいよ本格化
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今回解体されるビルは、ポートピア81の時に建てられた神戸全盛期の象徴的存在のはず。あの阪神淡路大震災にも耐えたから尚更。個人的にはこのビルは残してほしかったと思いますが。
「待望の作業予定・予定」とかいう表現には違和感ともの悲しさを覚えます。新ビルの構想もないまま解体される、悲しい以外の言葉が思いつきません。下手すれば数年間更地のままとなる可能性もありますからね。
塚口のさんさんタウン3号館も解体されましたが、新しい建物(分譲マンション)は公表されています。
ポートピア81階催時に即席で建てたJR駅舎です。神戸人にはほとんど感慨はないでしょう。
この人なんかいちいち癇に障る発言しますね。
>この人なんかいちいち癇に障る発言しますね。
その言葉、そこの匿名さんにそのままお返ししますね。