JR三ノ宮駅北側駅前広場周辺の改良工事が開始されて早2ヶ月が経過しました。現在までは駅前ロータリーの改造が主な工事になっています。
ロータリーと若菜神戸駅線を隔てる段差部分の解体が進められています。この高低差や境界をどう処理するのか興味深いところです。
ロータリー中央にあった花壇は完全に平のアスファルト舗装になりました。これまでは少なくとも木々や植栽による潤いがありましたが、暫定的に殺風景になりました。
緩やかな弧を描いていたロータリーの南西側は歩道が拡大して、車道部分が直角になりました。そしてこの新設されたエプロンに沿って仮囲いが設置されました。
この仮囲いの囲まれた範囲は思ったより大きくJR三ノ宮駅中央改札コンコースを出ると眼前に迫り、尚且つ地下鉄入口の東側を通って北側には行けなくなっています。
その為、三宮北交差点へは地下鉄入口の西側をグルリと迂回する必要があり、少し不便になりました。
仮囲いには「迂回のお願い」の表示が掲示されています。この掲示者を見て驚きました。西日本旅客鉄道株式会社神戸建築工事所と三ノ宮駅ビル新築他工事特定建設工事共同企業体とあります。てっきり三宮北交差点改良工事の一部かと思っていました。
工事名称は三ノ宮駅ビル新築他工事仮交番新築工事。施工するのは三ノ宮駅ビル新築他工事特定建設工事共同企業。竹中工務店とJR西日本傘下の大鉄工業のJVです。
新駅ビルの建設予定地には三宮センター交番があります。着工にはこの交番の移設が必要でした。
この場所に交番移設するようです。仮交番としているので、あくまでも暫定施設でしょうか。ここにはかつて喫煙所が設けられていた為、未だに喫煙者が絶えない他、フラワーロードの向かいのサンキタ広場では、スケボーでの器物損壊等も起きている為、この場所から交番がある事は治安維持の面からも好ましいと言えます。
仮囲い内部の様子です。まだ具体的な工事は始まっていません。
南側の駅前広場では再び地質ボーリング調査が開始されています。
いよいよ着工に向けての本格的な準備が開始されている事を物語っています。
南側駅前広場に設けられている暫定イベント&3 Parkの開催期間は来年5月末までを予定しています。
仮交番の工期も来年5月末まで。これらの事からJR新駅ビルの建設工事は来年6月以降から本格的に開始されるものと思われます。既地下階の阪神電車サービスセンターを西口から東口に移設する工事が進められていましたが、遂に今回の交番移設工事にはJR駅ビル建設の関連工事として、その工事名称に「三ノ宮駅ビル」の文字が載ってきた事が非常に感慨深いです。ここから駅舎の背後に新駅ビルの躯体が見え始めるのは何年後でしょうか。
JR三ノ宮駅北側駅前広場に仮囲いが出現!JR三ノ宮新駅ビル着工準備の布石が開始される!
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