JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル新築他工事 第一次動線切り替え完了 仮設新階段の供用開始



JR三ノ宮新駅ビルの新築工事はいよいよ次の段階に入る為、駅前周辺の動線について切り替えを進めています。先々週のさんちか1番街の新通路に続き、地上の新仮設動線の供用が12月14日から開始されました。



新動線はフラワーロードと中央幹線の交差点付近に設置された地下への階段と三宮歩道橋と連絡するスロープです。



JR三ノ宮駅中央改札と続く通路と繋がるフラワーロードからの新動線。まだスロープの供用は開始されておらず、地下へと誘う階段のみが今回、使用ができるようになっています。



スロープとの間には柵が設けられました。仮設通路ですが、アスファルト舗装ではなく、ブロック舗装と点字ブロックが敷設されました。



新設された地下への仮設階段です。エレベーターやエスカレーターはありません。



スロープが開通すると、この地下への階段もより活用が進むのではないかと思います。



仮設建築物の許可証です。許可期間は2029年2月末まで。新駅ビルの完成時までこの仮設階段は使用される事になるのでしょうか。神戸三宮阪急ビルのように段階的な本動線の切り替えは行われないのでしょうか。



仮設階段の内部の様子です。



深度がある為、階段は長さがあります。またL字型に配置されています。



地下通路に到着。さんちかの夢広場へと接続しています。



新動線に切り替わったばかりなので、各主要な動線の出入口には警備員が配置され、迷った人々を案内できる体制が整えられています。



以前の通路は既に閉鎖されています。まだ奥に既存の大階段やエスカレーターが見えています。



夢広場側から眺める新動線の階段出入口。



今後は奥の既存階段や旧駅ビルを含めた解体工事が開始されるものと思われます。



さんちか1番街新通路へと切り替えられた南北動線。以前の通路入口は仮囲いで覆われ、完全に直前通路になりました。



通路、新動線の位置図です。既存の大階段と共にこれと接続していたフラワーロードと中央改札を結んでいた細い通路までもが閉鎖されました。



通路内のシュークリーム店等が閉店したのもこの閉鎖が理由だったようです。



従ってアントレマルシェ前の仮設階段下の通路入口も閉鎖されました。しかしこの為、中央改札からフラワーロードへのアクセスは北側の通路へと周り混む必要があります。



動線切り替えに伴い、残されていた三宮ターミナルビルの一部の解体についても遂に開始されました。エムキッチンへの階段横に残されていた旧駅ビルの外壁が足場に覆われました。



残されている旧駅ビルの解体が終わると、いよいよ新駅ビル本体の建築工事へと移行する事になります。



次は来春にスロープの開通と共に、中央幹線沿いの東西動線が閉鎖され、現在のニ重仮囲いが解消され、工事ヤードと敷地が一体化されます。動線切り替えによって、今後の工事の進捗度合いに期待が持てそうです。

関連記事
JR三ノ宮新駅ビル

JR新駅ビルが中心となる駅周辺動線改良はどう進められるのか?新駅ビルえき・まち空間の整備の要となる施設

2021年10月7日
こべるん ~変化していく神戸~
2029年にJR三ノ宮新駅ビルが開業するという具体的なスケジュールが決定しました。駅ビル建設は、神戸市が進めている都心・三宮再整備の …

POSTED COMMENT

  1. hanabi より:

    以前あったシュークリームのお店、チーズタルトも売ってたんですが本当に美味しくて、気に入っていました。再整備が理由であれ閉店しちゃったのは残念ですが…工事が落ち着いてきたら再出店しないかなぁ。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です