神戸阪急ビルの上棟とは対照的にその規模をますます縮小させているJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル。いよいよ基壇部のOPAだった商業フロアの解体に着手しています。
これまではセットバックして立ち上がっていたホテルフロアが上に乗っていましたが、これが消滅したので防音パネルもフラットになりました。もう一段階高さが下がると、至近距離からも内部の重機等が見えてからでしょう。
ビル本体の解体スピードに合わせるように南側のデッキ撤去の作業も少しずつ前進しています。
遂にデッキ花壇の床や梁が完全に無くなり、外枠と柱のみになりました!
デッキ下に40年ぶりの陽光が降り注ぎます。
柱と外枠の撤去は短期間で完了するでしょう。もう現在は既に無くなっているかもしれません。
上空から眺めたデッキ花壇の骨組です。次はビルに連結するデッキ本体ですが、こちらはまだビル解体時の通路や足場にと利用されるので本体の解体に合わせて撤去されるものと思われます。
防音パネルの内部では油圧ショベルを複数投入して3階の解体を進めています。外壁は殆ど消滅し、柱が残るのみです。東端からはフロアの解体が始まっているようです。
地上階の解体が終わるとタワークレーンはお役御免となるのでしょうか。解体工事の完了時期ですが、今年中、今年度中と報道のされ方もありますが、労災保険関連成立票は21年10月に修正されています。地上部の解体のみで一旦終えるのか、地下階や基礎まで撤去を進めるのか次第で完了時期は左右されそうです。
今年度中の都市計画決定を目指したい新駅ビルと駅前広場。スケジュールについては社内検討中としているJR西日本。足元では近距離線の利用者数は回復してきているものの、新幹線をはじめ長距離線の回復は中期的な時間を要するものと思われます。中期経営計画上の三大プロジェクトにて広島駅ビルに600億円、大阪駅西の新駅ビル及び日本郵便、JTBと共同で行う大阪中央郵便局跡地の再開発に1,000億円の投資を見込んでいます。更に三ノ宮に同時進行で投じる余裕があるのかどうか。2013年で朝日新聞が報じた投資額は400億円。当時と比べると人件費、建築資材費が高騰しているので少なくとも広島と同規模の600億円は必至かと思われます。
JR三ノ宮駅 三宮ターミナルビル撤去工事 OPAフロアの解体開始 デッキ花壇撤去目前!
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