神戸ハーバーランドのウミエ・モザイクにある大観覧車はコロナの外出自粛規制によってウミエが臨時休業に入って以来、営業を取り止めています。
観覧車のゴンドラは密室になる為、感染拡大期にはまさに避けるべき施設の一部となりました。
しかし夜間のライトアップはしっかりと継続し、12万個のLED電球を駆使して景観のランドマークとしての役割は担い続けています。
この時期のメンテナンスは偶然重なったのかもしくはこの機会を使ってのメンテナンスを実施しているのかは定かではありません。
ゴンドラは一つ一つがブルーシートに包まれています。
観覧車を支える支柱や車輪のスパーク部の塗装を行って化粧直しを施しています。観覧車のリニューアルもウミエの開業以来なので7年ぶりです。あと3年でウミエも10周年。もう誰も寂しいハーバーを思い起こす人はいません。
メンテナンスは7月末までを予定しています。
アンパンマンミュージアムもようやく営業を再開しましたが、取材日には再び臨時休業に入ってしまっていました。観覧車と合わせてダブル休業で周囲は閑散としていました。
アンパンマンミュージアムは関西でもここだけのオンリーワンの存在として広域から集客する施設です。
神戸のウォーターフロントにはこうしたオンリーワン施設の集積をもっと積極的に進め、生まれ変わるスマスイと共にインバウンドには頼らない国内客向けのエンターテイメントゾーンとして成長させるべきです。その延長上に海外客が訪れる分には申し分ありません。
おまけですが、神戸駅の東側に誕生したウォーターフロントを望むタワーマンション群。今後はもう二度と追加のタワマンが加わる事なないのでしょうか。久元市長はタワマン規制導入に大きな抵抗は無かったと誇らしいようですが、神戸に建てられなければ大阪に建てれば良い話と大手デベロッパーにソッポを向かれただけという事も考えられます。
モザイク観覧車はメンテナンス中 リニューアル後の営業再開時期は?
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神戸市のタワマン規制はどうでしょうかね。
この条例が発表されて、兵庫区、灘区、東灘などは中規模マンションラッシュになっています。
しかし需要はあるようには思えない。だって神戸市の人口はガンガン減っていますからね。
今年ぐらいから55才以上の神戸市民は人口の5割を超えます。
新築の中小規模マンション住民は、北区、表六甲の坂道の多い山麓部の交通不便な持ち家を手放す高齢者、中年住民が都心部マンション住み替えしてるパターンが多いからだと推測します。
現状でもマンション住民は半分ぐらい高齢者ですからね。
さらに言えば、戸建ての持ち家を処分してマンション暮らしに移行、処分された持ち家は売りに出されてその敷地をマンションデベが買い取り、新たな中小規模マンションが建つのが神戸の新築マンション需要の図式です。
つまり現状の新築マンションは市内の人口増にはつながらず、現住民を市内で移動させるだけだと思います。今の団塊の世代がいなくなった20年後はゴッソリ神戸市の人口が3割減ると予想しています。
若者向けに中規模マンションラッシュしても、将来は元町~兵庫あたりは今の須磨ニュータウンのようになるのではないかとも思いますね。
だったらタワマン、オフィス複合ビルの方が再開発もできるし、新しい市外の移住者を迎えることもでき効率的かなあと思います。
ただわたしは建って欲しいのはオフィスビル、ホテル派なので、タワマンがそれほど好きじゃないし、第三者的意見になりますね。
> あと3年でウミエも10周年。もう誰も寂しいハーバーを思い起こす人はいません。
そうですね、本当にハーバーランドはいい方向に変わってくれたと思います。
個人的にはハーバーランドとその周辺にタワーマンションが建設され、職住近接(あるいはターミナル居住)で周辺人口が増えたことがハーバーランド隆盛の主因であると考えております。
ただ、タワーマンションの規制と今後のタワーマンション建設についてはいいのか悪いのか一概に判断できないと考えております。
以下の2点が理由です。
1. タワーマンションの老朽化時の改修工事について住民の合意が得にくい。合意の方法が確立されていない。また、合意が得られても高層すぎて技術的に改修工事できない。 →老朽化が早く来ると予想され、資産価値が低下しやすい
2. 数十年後の再開発の際、少しでも住民が残っていれば古くなったタワーマンションを撤去することができず1.の資産価値の低下との相乗効果でスラム化しやすい
実際古い駅前のマンションの建て替えや古いタワーマンションの改修工事には住民の合意が得られなかったり、技術的に改修工事できない場合も多いようです。
【修繕できない】タワーマンションの修繕費地獄。積立金が足りない状況で値上げの悲劇
https://etcetra.net/post-9870/
タワーマンションの最悪のデメリット 修繕費積立金不足で廃墟化も
https://totibaikyaku.com/2019/10/tower-haikyo.html
私は建築や都市行政の専門家ではないのでよくわからないのですが、正直な話、上のリンクを読んでしまうと個人的にタワーマンションを購入することはあり得ないと考えてしまいます。
ところで、小野八幡神社のザ・パークハウス神戸三宮の記事でしん@こべるんさまが言及なさっての定期借地権付きのマンションであれば、数十年後に真地になることが確定しているので、半世紀先の再開発はしやすくなるでしょうね。
年数にもよりますが、定借ならタワマン規制に抵触しないとか、例外があってもよかったのではと思います。
三宮南西角のビルのように小さな土地でさえ土地を集約することは大変難しいようですから、これがマンションで住民がいるとなるとさらに再開発の難易度が上がります。
サンプラザ、センタープラザの再開発なんかも地権者が多いですからどうするつもりなのか(本気でやる気なのかも含めて)気になります。
あと上でkkbbさまが言及なさってのオフィスビルについては甚だ同感です。
オフィスの空室率を考えるともっと神戸にオフィスビルを建てるだけの需要はあると考えます。
私は、タワマンのメンテについて、少し皆さんより楽観的です。物理的な問題は技術革新で乗り越えて行けると思いますし、タワマンの改修工事の需要増=ゼネコンの新たな収入源になると思うからです。
寧ろ、区分所有と急増する外国人による国内不動産の所有については、一部権利の制限を含む法律の改正が必要じゃないかなと思います。
特に文化慣習と法体系の異なる外国人の土地所有者・区分所有者が急増しており、今後は所在不明地主等も急増したりと、タワマンに限らず将来のマンション運営や建替え再開発事業などの大きなの障害となる危うさを感じています。
sirokumaさまからコメントいただけるなんて光栄です!
いつも落ち着いた語り口で正論をご意見をなさる姿にあこがれております。
確かにタワーマンション修繕の技術的な問題は時間が解決してくれるかもしれませんね。
それとご指摘の外国人所有者の問題は私も危惧してており、外国人による不動産の所有については何らかの規制が必要と考えております。
以下のリンクをご覧ください。
“都会のマンション”に異変!あなたはどうする?
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4287/index.html
タワーマンション購入の恐ろしい話 高額な管理費や修繕費負担、中国人住人との対立
https://biz-journal.jp/2015/09/post_11514.html
管理費、修繕費を支払わない区分所有者(外国人区分所有者を含む)の問題を指摘したものですが、この状態で管理会社が撤退したり、住民に管理を丸投げしたりしたら資産価値の低下もスラム化も到底避けることはできません。
実際、丸投げしているところもあるようです。
以下のリンク先の2ページ目に管理会社の本音も記載されています。
三菱地所がマンション「自主管理」を推す理由 管理のデジタル化で業界の課題を克服できるか
https://toyokeizai.net/articles/-/361234
これだけのタワーマンションのデメリットが明らかになっているにもかかわらず、私が神戸のマンション規制に賛成できずに「 いいのか悪いのか一概に判断できない」を申し上げているのは高度利用が必要であるとも考えているからです。
神戸の六甲山系以南の土地が非常に狭い上に六甲山系以北を分断されているので、市街地は高度利用せざるを得ないでしょう。
今のところ定期借地権付きマンションをマンション規制の例外とすることくらいしかご提案差し上げられていませんが、また何か良いご提案ができるように考えてみます。
この度はご返信ありがとうございました。
今後も懇意にしていただけると嬉しいです。