いよいよ開始されたJR三ノ宮駅ビル開発の準備工事。まだ地下に眠る旧駅ビルの三宮ターミナルビル地下躯体や基礎等や東側のビル一部、そして駅前広場の地下にあった駐車場等を解体撤去する工事が開始されました。
三ノ宮駅中央改札から南に伸びる中央通路は仮設の屋根が設置されていますが、これまで暫定イベントだったその両側には再び仮囲いが設置されました。
その仮囲いに描かれた「KOBE “musubu” SCREEN」。2029年の新駅ビル開業に向けて、今後、仮囲い全体を使って、駅ビル開発に関わる魅力を発信する場として活用されていく予定です。
JR西日本によると、「このコンセプトは、仮囲いの壁を何かと何かを隔てるものではなく新たなビジョンを映し出す「SCREEN」として、「人」「まち」「あす(未来)」を“結ぶ”特別な場になってほしいという想いを込めているとの事。
デザイナーは、神戸市在住で株式会社ひととえの代表や京都芸術大学の講師としても活躍さ
れているサタケシュンスケ氏に担当を依頼していく事になります。
仮囲いの内部の様子です。仮囲いが設置された以外は表面上、まだそこまで大きな動きはありません。どちらかと言えば三宮ターミナルビルの地下階で調査や作業が行われている模様です。
仮囲いに掲示された帳票類。労災保険関係成立票に記載された事業の期間は2029年4月30日までとされています。29年のGWに新駅ビルが開業する事になるのでしょうか。
アスファルトの仮舗装を撤去し、重機が入る大規模な解体工事が開始されるのは来月からでしょうか。相当な難工事が予想されており、既存ビルの地上部解体にも約2年の工期を要していました。
駅前広場のロータリーの南側も閉鎖エリアが設定されています。
重機が入り、これまで停車車両がズラリと並んでいた南側の車線は封鎖。通行車両用の一車線のみが残されています。
その更に南側の中央幹線の廃止されたバス亭部分の車道では地質ボーリング調査が行われています。
神戸市が整備する歩行者デッキの杭を構築する為の地盤調査かと思われます。
そして調査が行われている部分に挟まれて存在するのが、南北の地下通路へと連絡する14番出入口。歴史のある地下出入口で、巷ではその形状からドラえもんに登場する「ガリバートンネル」と呼ばれているそうです。
JR駅ビル開発が開始された事で撤去・消滅の危機に瀕していると、ネットでも噂になっているようです。神戸新聞の記事でも取り上げられていました。ガリバートンネルというより個人的には色や形といい、ウバザメが口を開けているように見えます。
間もなくこの一帯も工事用のヤード化される為、封鎖が予定されています。駅前広場の閉鎖タイミングはいつ頃になるのでしょうか。
地下交通広場内の通路は仮囲いの設置によってこの幅員になっています。通行する人々からは「狭!」という事が聞こえてきました。既存ビルの解体期間のみでなく、新駅ビル建設中にも渡ってこの狭さは維持されるものと思われます。
まずは地下への新動線が構築された後、既存の動線が閉鎖されるという段階式に工事を進行させる方法は既に神戸三宮阪急ビルでも実施された工法です。交通広場への新動線が供用開始されるタイミングはいつ頃になるのでしょうか。神戸三宮阪急ビルの場合、新設された地下階・市営地下鉄三宮駅方面へのアクセス動線の供用が開始されたのは2018年10月。既存ビルの解体開始から約2年後でした。JRの場合も、2025年の夏頃に動線の切り替えが行われるでしょうか。
JR三ノ宮駅ビル開発準備工事が本格的に開始される 中央幹線では神戸市による地質調査も実施 新駅ビルの開業は29年5月か?
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ビルドジーニアス!!新三ノ宮駅ビルの2029年開業です。
2029(昭和103,平成41,令和11)年4月30日開業です。
メガマウスとウバザメは別のサメですよ