JR三ノ宮駅は天井と柱の耐震改修工事が昨年、完了しました。その際、柱や天井の美装化や照明のLED化も合わせて実施され、事実上のリニューアル工事となりました。しかし構内の案内板や表示類については既存のものが撤去されたままで新たな案内表示の新設は殆どありませんでした。しかし突如として構内の柱を中心にシートによる案内表示が出現。
円形に窪んだ天井に突き刺さるように入り込んだ間接照明のある柱の四方に突き出た案内板にもコントラストの高いシートが貼られました。
柱の上部半分に改札外の行き先案内を黄色のバックに黒字で対応したシートが貼られています。
乗り場の案内は黒のバックに白字となっており、JR西日本に共通のデザインがプリントされたシートです。
駅員窓口の壁や改札外の柱にも同様のシートで案内の化粧を施しています。
中央改札外コンコースのセブンイレブンキオスクの壁も上下を黒、中央を神戸のシティスケープをモノクロで描いたイラストシートで覆いました。
みどりの窓口の梁も黒のシートで化粧直し。黒の窓口ですね。
1つ頂けないのが、改札外の円筒形の柱に下半分を覆った石壁調のシート。解像感が低く、質感も全くありません。冗談かと思うほど出来の悪い仕上がりです。以前のステンレスのままの方が全然良かったです。
天井や照明設備は非常に綺麗になりましたが、神戸駅や兵庫駅では更に照明の入った吊り下げ型の案内板が複数投入されました。しかし何故か三ノ宮には殆どそういった対応が無かったのが不思議でした。しかし突然、コンコース内の至る所にシートでの対応が行われました。コスト的に安上がりで工事も不要。いつでも修正や更新も可能なシートは手軽に雰囲気を変更するのもお手の物です。しかし最近、コンコースな内の大規模なリニューアルを終えたターミナル駅の天王寺駅と比較すると何とも寂しい気がします。やはり公式的な大規模リニューアルはまだ未発表である新駅ビルと合わせて実施したいというJR西の意向があるような気がします。とにかく円柱だけは元に戻して欲しい!
JR三ノ宮駅改札内コンコースの案内表示リニューアル
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確かに綺麗ではありますが、個性がないですね。低コストで無理に個性を演出しようとすると円柱のようになるのでしょうか。今はどちらかといえば神戸駅のデザインのほうが個性的な印象を受けます。
最近のJR西は、主要駅以外の案内サインは更新時に非電照式にしてコストカットする傾向にありますが、三ノ宮の場合は仰る通り「繋ぎ」の更新でしょうね。
新駅ビルが完成した暁には、柱の案内サインは新大阪みたいになるんじゃないでしょうか。