JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅 三宮ターミナルビル撤去工事 北面アーケードで鉄骨工事開始



既存建物の縮小が目立ってきたJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル撤去工事。建物撤去完了後の対策工事についても少しずつ動きが見えるようになってきました。



前週には10-9階の北側の鉄骨の躯体のみになっている様子をお伝えしましたが、10階を覆っていた足場と防音パネルは撤去されました。



先週の作業工程は10階の解体と足場撤去の仮設工事。今週は恐らく9階の解体となっているものと思われます。さて、今この工事で一番気になるのが、北面外部アーケードの工事です。基礎工事に加えて、鉄骨工事が追加されています。



その北面外部アーケードのエリアです。こらまでは鉄筋コンクリートの基礎構築が進められていました。



そして鉄骨工事によって現れたのは鉄骨の柱とそれらを繋ぐ梁です。上部は既存の駅舎コンコース屋根と接続されているようです。



柱には何かを取り付ける為の突起部が溶接されています。恐らく壁を取り付けるのではないかと思われます。ターミナルビルの解体が始まっても、コンコースに面する低層部は仮囲い設置されずにいたのでどうするのだろうと思っていましたが、壁を構築して美しく安全に低層部の解体を進めるのでしょうか。また駅ビルが消滅すると、現在のコンコースが外へ剥き出しになるので、風雨を凌ぐ事が出来なくなります。これらの対応の為、新駅ビルが建設されるまでの暫定的な仮設壁なのではないかと思われます。



ポートライナー三宮駅舎とももうすぐ肩を並べそうな高さになってきました。



順調に高さを増していく神戸阪急ビルとはもう既に高さを同じくしているのではないでしょうか。今年は遂に新駅ビルの概要が明らかにされる事はありませんでした。三宮ターミナルビルの解体工事は標識類だと来年5月末までになっていますが、2020年度末と書かれている看板もあり、どちらが正しいのか分かりません。少なくとも地上部は来年の5月にまでには姿を消しているでしょう。

歴代のJR西日本社長が述べてきた新駅ビルに関する語録です。

2012年5月 真鍋社長

「具体的なプランはない」

2016年5月 真鍋社長

「何を作るか我々の中では(イメージは)できている」

2016年5月 来島社長

「(当時の中期経営計画の期限となる2018年までに)絵姿をお見せできれば」

2017年6月 来島社長

「地元の関心が高いのは承知しているが、具体的な構想はまだ」

2019年12月 長谷川社長

「(新駅ビルについて)もう少しお待ち頂きたい」

三大プロジェクトの広島、大阪西が明らかになった今年に続き、来年こそは発表される事は間違いないのではと思います。

関連記事
JR三ノ宮新駅ビル

Street Table (ストリートテーブル)三ノ宮オープン JR三ノ宮駅前広場に音楽とグルメのアウトドアホール誕生

2020年12月21日
こべるん ~変化していく神戸~
JR三ノ宮駅前の三宮ターミナルビル解体跡地一部を新駅ビル始動前に暫定利用する方向が示されていましたが、神戸市、JR西日本、神戸新聞で構成 …
JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル開発準備工事 三宮センター交番仮交番の稼働開始 旧交番の解体撤去工事も開始される

2023年8月12日
こべるん ~変化していく神戸~
JR三ノ宮新駅ビルの開発に伴い、フラワーロードと中央幹線の北角コーナー部にある三宮センター交番のある土地もビルの一部に組み込まれる事 …

POSTED COMMENT

  1. kkbb より:

    阪急駅ビルがどんどん高くなるのに、JR駅ビルが逆に低くなっているのは逆再生ショーを見ているようで面白いですね。

    ところで今朝の神戸新聞を見て、本当に腹が立っています。
    このサヨク新聞は一昨年のメリケンパークのクリスマスツリー騒動をでっち上げたように、今度は新スマスイのオルカショーをヤリ玉にあげ、またもや神戸市民をサヨク活動に扇動しようとしています。
    前回は山の中で切り落とされたあすなろの木が悲惨だとまくし立て、今度はオルカショーは動物愛護精神に欠けると批判記事。
    本当にどうかしています。狂っているとしか思えません。これでは当事者の企業が営業展開しずらく、また神戸市民は神戸以外で娯楽を楽しむしかありません。結局この新聞は、神戸市民(とくに若年層)が神戸を捨てて流出する引き金を引いたとは思わないのでしょうか?
    神戸市民はいつまでも陰気で、阪神大震災の鎮魂で死者に喪を伏して楽しいこと、派手なことは慎むまないといけないとアジっているようです。
    地元最大のマスコミがここまで地元愛を捻じ曲げることに怒りを覚えます。

    • sirokuma より:

      同感です。オルカショーについては、反対(料金が高くなる)の署名活動が主婦層をターゲットに一部で繰り広げられています。
      以前コメントしましたが神戸新聞社は、ミント神戸建設時に最大規模の規制緩和の恩恵を受けています。因みに、民間都市再生事業計画の認定を受けた神戸市内の事業は、これと現在進行中の阪急のビルの2件のみです。
      話は変わりますが、この記事の下に、兵庫県が明石公園を候補として、2万人規模のアリーナ建設を目指しているとの記事があり小躍りしちゃいました(笑)。
      神戸市民の私としては、明石の人には悪いですが本来神戸市がやるべき事業であると思っていましたし、平磯辺りに整備して欲しかったのですが、ゴチャゴチャ五月蠅い神戸市に造るよりも明石の方が新快速も停車するし、行政には決断力と実現に向けたスピード感があるので良いのかも知れませんね。

  2. ABC より:

    こんにちは。国道2号等 神戸三宮駅前空間整備事業計画検討会の第2回配布資料が公開されていました。ご存知かもしれませんがお知らせします。
    https://www.kkr.mlit.go.jp/hyogo/kobesannomiya_ekimaekukan/index.html
    第一期完成時には5バース整備される方針のようです。議事要旨も後ほど公開されると思います。(市HPには配布資料もまだ載っていませんが)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です