今春より本格的な建設工事を開始するにあたり、準備工事の最終章がスタートしたJR三ノ宮新駅ビルの開発準備工事は、先週の水曜日に駅前広場を南北に縦断していた中央通路や地下通路が遂に閉鎖となり、仮設の迂回動線の供用が開始されました。
当初の予定では、三宮交差点から神戸阪急へと連絡する歩道橋に仮設スロープが設置されると計画されていましたが、このコーナーは完全に封鎖されてしまいました。
従って、交差点から南側にアクセスするには、フラワーロードを横断して神戸交通センタービルへと連絡する動線のみが確保されている状況です。
歩行者デッキの上では、中央通路やJR三ノ宮駅へと繋がっていた仮設階段が閉鎖されました。
歩行者デッキの西側の通路も閉鎖されています。
これまでは北方向にはデッキの西側、南方向は東側を通行するのが慣例となっていましたが、現在は東側のみが通行可能です。この通路閉鎖の目的は不明です。デッキのリニューアルを目的としているのか、それとも改めて仮設スロープを整備する為なのか。
中央改札コンコース内の中央通路入口はシャッターが下りました。
東西動線を確保する為に整備された中央幹線沿いの迂回路。駅前広場の南側歩道の一部と、ヤードの一部として封鎖された中央幹線の車道に迂回路を確保しました。
この迂回路も当初の計画では、仮設歩行者デッキが整備されるものとされていましたが、最もコストの掛からない方法での迂回路確保となりました。
迂回路の西端は最終的に歩行者デッキの既存階段に接続しています。
この階段は一度は閉鎖されました。当初の計画では解体撤去される予定だったものと思われます。最終的には仮設動線の一部として再利用される事になりました。
今後、本格的に駅前広場内の既存設備、施設の解体撤去が開始されます。広場内の木々の伐採も始まりました。
植栽帯の撤去も始まっています。
地下に駐車場がある為、中央幹線と三ノ宮駅との間には高低差が存在します。工事が開始されると一旦はこの高低差が消失する事になるのでしょうか。
三宮センター交番のあった部分です。
前述の通路・動線の封鎖によって、早くも三ノ宮駅南側の東西通路の混雑が激しくなってきました。特にさんちかへのエスカレーター・大階段周りは通路が非常に狭まっている為、通行する人々でごった返しています。
今後、6年間に渡ってこの不便な動線が継続する事になりますが、神戸三宮阪急ビルの建設時も既存駅ビル内の動線が完全封鎖された期間は非常に不便でした。習うより慣れろですね。
東側に配置される駅前広場や神戸市が計画する中央幹線の歩行者デッキが、駅ビル完成前に先行して整備・供用が開始されると、現在よりも駅前周辺の動線は改善されるので、先行整備に期待したいと思います。
JR三ノ宮駅ビル開発準備工事 1月10日(水)より閉鎖された中央通路と迂回路動線の供用開始
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