JR西日本がプレスリリースにて公式に三宮ターミナルビルの閉館を発表しました。いよいよこの時がやって来たと思うと何とも感慨深いです。
三宮ターミナルビルは1981年3月開業の建物で築14年で震災に遭遇。復旧工事を経て営業を再開し、今日に至ります。老朽化が進んできたとは言え、築36年と老朽化のより進む多くの駅ビルからすると比較的まだ新しい感はあります。しかし三宮のターミナル性からすると小規模であり、政令市のJR駅ビルが次々と大規模に建て替えられていく中で、取り残されていきました。
今回の公式発表にあたって、ターミナルビルの建て替えの大義名分が耐震性能の不足とし、耐震改修の検討を行ってきたとあります。我々からすると、現状の建物を耐震改修で乗り切られては「辛抱堪らん」となりますが、建前上はそうせざるを得ないのではないかと思われます。
ターミナルホテルは一足早く年内で営業を終了。OPAやレストラン街のその他のテナント等も来年3月末までに営業を終え、建物は閉館となります。
新ビル計画については検討中として明らかにしてはいませんが、恐らくJR社内ではほぼ概要は固まっているのではないかと思われます。阪急の場合、既存ビル閉館から計画の発表に至るまでに掛かった時間は4ヶ月程、解体工事開始までに5ヶ月を要しました。ただ、閉館は発表からひと月程とかなり駆け足でした。JRの場合は閉館前の新ビル計画概要公表に踏み切るのではないかと睨んでいます。
駅ビルそのものや駅前広場の改修は勿論なのですが、個人的には駅構内やホームの改修も何処まで対象とされるのかを注視しています。コンコースは耐震化改修が進んでいます。これに伴って天井や柱、壁の美装化が徐々に進行していますが、過去数年に渡って進められてきた駅コンコース内の改良工事はいまいちピンと来ない感じでした。他のJR駅の改修や新駅を見ても、確かに新しく綺麗になのですが、グレー一色で染められてしまって色気がないのですね。阪急はその点、色気やムード造りには長けています。三ノ宮駅ではこうした点を踏まえて、駅ビルも駅内も旧居留地化を一つのテーマとして取り組んで欲しいと思っています。
JR西日本が三宮ターミナルビル閉館を公式発表!
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私もこの発表が嬉しいと言うより、感無量というのが率直な気持ちです。
勝手な解釈で申し訳有りませんが、貴ブログをずっと以前から拝見して来て、ある意味JR三ノ宮駅ビルの建替えが「こべるん~変化していく神戸~」のテーマだったような気がします。JR三ノ宮駅ビルが建て替わったとき三宮がどんな街に変貌しているのか想像しただけでわくわくします。当然のことながら阪急のビルは超高層ビルへと様変わりし、中央区役所、市役所2号館、そごうもおそらく今の姿ではないでしょう。
そのとき神戸・三宮の新たなテーマは何になっているんでしょうね?
今より少しは余裕を持って神戸の未来について語り合えたらなと思います。
夢想家さん
私自身も常にJR三ノ宮駅ビルの建て替えを夢見つつ、これまでの神戸の移り変わりを追い続けてきたと思います。JR三ノ宮駅ビルが竣工した暁にブログを止めるつもりはないのですが、大きな節目になることは間違いないと思います。三宮にとっても飛躍への最も大きな起爆剤になることでしょう。現三宮ターミナルビルの竣工と共に80-90年代の神戸に躍進が訪れたように。