複数の重機が投入されて本格的な工事が進行しているJR三ノ宮駅ビル新築他工事。駅前広場全体に工事箇所が拡大し、いかにも駅ビル開発が行われている感が出てきました。
しかしながらJR西日本の中期経営計画における三大プロジェクトであるJR大阪西地区として開発されてきたイノゲート大阪が先週、開業に至りました(近日中に取材したいと思います)。また広島駅ビルも外観の完成が近づいています。既存ビルの解体に最も早く着手した三ノ宮はまだ未だ地中障害物の撤去中です。
「人の広場」と呼ばれる新たな駅前広場及び人工地盤が構築される敷地の北東側では、土地の高さを南側と合わせる掘削が行われましたが、その分、北側には高低差は残されており、この斜面にシートやネットが被されてた簡易的な土留処理が行われています。
投入された三点式パイルドライバと連動して稼働する専用クローラークレーンも投入されました。鉄板の敷かれた部分では既に人の広場の人口地盤を支える杭の建て込みが既に進められているのでしょうか。
仮囲いに沿って鉄骨の柱が地面から突き出しています。その下部には矢板が取り付けられています。左側には同じく鉄骨の刺さったコンクリートの箱が並びます。前回、これらの構造物が沢山並べられていたのを目撃し、用途は何かと述べましたが、山留を構築する杭柱でした。
人の広場エリアとは対象的に今も地中障害物撤去がメインとなっている駅ビル建設予定地の南西側エリア。クローラークレーンと全回転掘削機が稼働しています。
フラワーロードと交わる交差点コーナー付近ではコンクリートの打設が行われてきましたが、次の工程に向けて、状況が見えてきました。
東西方向に美しく打設されたコンクリートの構造の内部には複数のアンカーボルトが取り付けられています。
これは三宮歩道橋に接続する階段・スロープの基礎で、三宮南地区とJR三ノ宮駅を結ぶ新たな仮設動線として、9月からの稼働開始が予定されています。
今年5月の駅ビル建設工事の本格化によって駅前広場を縦断していた南北動線が閉鎖され、現在は地下通路のみが南北を行き来できる状態です。この空中動線の復活は駅周辺利用者待望であり、デッキを通して向かいの神戸阪急にも朗報となります。
階段・スロープの設置位置は想像よりも南側でした。フラワーロードにも達する長いスロープが想定されており、ほぼ南側の神戸阪急前のスロープに匹敵する距離かと思います。
この新動線への切り替えに伴って、現在、中央幹線に設けられている東西仮設通路は閉鎖されるものと思われます。その後はこれまで以上に既存駅ビルの残りの躯体解体が本格化するでしょう。
JR三ノ宮駅ビル新築他工事 階段・スロープ設置工事もいよいよ大詰め 待望の新動線開設へ
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上島珈琲 ポートライナー三宮駅店が再開発関係で閉店する様です。
ついに駅舎にメスが入りそうですね