神戸新聞がJR西日本の来島社長が定例記者会見にてJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル建て替えについて「地元の関心が高いのは承知しているが、具体的な構想はまだ」と語ったと報じました。
来島氏が同社社長に就任して1年が経過する時点での会見に加えて三ノ宮駅前広場でボーリング調査が開始されていたので、何らかのコメントがあるのではないかと期待していましたが、まだ何も明かそうとはしませんでした。
同社長は1年前の就任会見にて「2018年までに(新駅ビルの)絵姿をお見せできれば」と意欲を示しました。また真鍋前社長は退任会見にて「何を作るか我々の中では(イメージは)できている」と述べました。この事からすでに青写真はJR社内では出来上がっているが、まだ神戸市との調整が決着しておらず、公表できる段階にはないという事が推測されます。
「神戸市などと連携し、早急に次のステップへ進めたい」と締めくくった来島氏。
一方、時間貸しパーキング内で行われていたボーリング調査は駅前広場の外縁部にまで範囲を拡大しています。やはり今回の調査は駅前広場全体の状況把握を目的としているようです。
駅前広場全体で敷地面積は12,300平方メートルあります。現在のターミナルビルの敷地も合わせれば、13,000平方メートルを越えるでしょう。その内、半分の敷地を活用すると仮定した場合、6,500平方メートルの開発用地が生まれることになります。ミント神戸の敷地面積が約2,560平方メートルでしたので、その約3倍の面積です。ミント神戸の規模が地上18階 地下2階 延床面積39,190平方メートル。3倍規模の建物が建設可能とすると、延床面積120,000平方メートルの巨大ビルが誕生します。
しかしながら、全国の主要なJR駅ビルと比較すると、この面積でも小粒と言わざるを得ません。20万平方メートル越えが一流クラスという規模のようです。
名古屋駅ビル 416,565平方メートル (セントラルタワーズ)
札幌駅ビル 276,000平方メートル
京都駅ビル 237,000平方メートル
大阪駅ビル 210,000平方メートル (ノースゲートビル)
博多駅ビル 200,000平方メートル
横浜駅ビル 94,000平方メートル (建て替え中)
千葉駅ビル 70,000平方メートル (建て替え中)
流石に20万平方メートルのビルは非現実的かもしれませんが、10万平方メートルの確保は死守して欲しいと思います。ちなみに現在の三宮ターミナルビルの延床面積は約20,000平方メートルです。
JR西日本来島社長「構想はまだ」
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ミント同等1600%で延床約20万平米で、JR持ち切りの土地値評価なしなら、商業・オフィス・ホテルならして賃料平均10,300円台で成り立ちそうなのですが、そうもいかない投資規模(建築だけで750〜820億くらい)なので最低でも上物を流動化前提とすると、10万平米で商業+ホテルだけで仕様を落としたり直営を入れて頑張るか、オフィスでイーライリリー級を2、3連れてくるか、ですね・・・当然、そういうリスクを取って欲しい派なので、何が起きるか引き続き期待します。いつも情報発信ありがとうございます。
20万平米欲しいですね。床を消費できるか次第でしょうか。以前の朝日新聞がこの計画を初めて報じた際の投資額は400億円でした。当時より色々高騰していますから、もうこの額ではきかないとは思います。最近の日経は商業、オフィス、ホテルの構成で報じていましたね。