先日、JR三ノ宮新駅ビルの計画概要の最終形に変更が生じた可能性が高い旨の記事を掲載しました。階数が32階から30階となった事、延床面積が約92,000平方メートルと決定した事等、当初の計画案のスペックからは少し縮小した模様ですが、建物の最新イメージパースよりその計画変更をする深読みしてみたいと思います。
こちらが最新イメージパースです。一見、これまで公開されていたパースと比較しても、デザインは殆ど変わっていないように見えます。
まずは店舗面積19,000平方メートルを予定している商業施設や駅コンコース施設を含む基壇地上部。フロア数は10層と以前と変わりはないようです。ちなみに基壇部最上階の11階は機械室です。この駅ビル商業施設の与える三宮エリア商業地図へのインパクトは非常に大きいと思われます。
次にカーテンウォールに覆われた高層部中間層12-17階のオフィスフロア及び18階のホテルレセプションフロアですが、こちらについても変更はないようです。
高層部のホテル部については変化が認められます。以前のパースでは宿泊フロア数は計11層ありましたが、最新パースでは10層分しかありません。
不思議なのは、当初の計画案でも地上32階としながら、図面上のフロア数では31フロアしか確認できていなかった事です。塔屋階も含めてだと33階になります。
紫色のホテルフロア数が1層減りましたが、残る1層はどこで減らされているでしょうか。
またパース上の描き方にも拠る所が大きいのかもしれませんが、レストランフロア及び塔屋の3層のみしかない割に、最上部がかなり大きく見えます。駅ビル内に入れるホテルブランドが未だ明らかにされていない中、レストラン以外にもホテルの共用施設(プールやバンケット、フィットネス等)の充実化を図る目的があるのであれば、嬉しいサプライズですね。つまりは宿泊のみに特化しないシティホテルの機能を持つホテルブランドの誘致が期待されるところです。現地では、駅前広場の閉鎖と動線の切替によってJRタワー神戸三宮の出現の現実味が更に帯びてきました。
JR三ノ宮新駅ビルの最新イメージパースから深読みする計画変更の内容について
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Xで見かけた情報ですが、景観影響建築行為に係る説明会開催のお知らせで市役所2号館の新イメージが出ているようです。ホテル階層より上にガラスフロアが増えてよりボリュームアップされています。低層部の屋上庭園は北側に変更されています。