JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル新築他工事 新動線確保に仮設階段スロープの設置工事が進行中



新JR駅ビル建設及び駅前広場の再編に伴いJR三ノ宮駅前南側は敷地全体で工事が進行していますが、その為、現在は敷地を跨って南北方向に移動する動線は存在せず、神戸阪急への地上レベルのアクセスは駅前広場東側のミント前からグルりと回り込み、中央幹線を横断して三宮歩道橋に辿り着く必要があり、非常に不便を強いられています。



これを解消する為の新仮設動線の確保工事が開始されました。工事名称は「仮設スロープ階段設置工事」。工期は8月末まで。



工事対象エリアは三宮センター交番のあった敷地の南東エリアです。


駅ビル開発の準備工事が開始された段階で発表されていた工事中の仮設動線を示す図では、実はこの仮設スロープに関する言及がありました。しかしこれまでは設置する気配がなく、このスロープは計画撤回に至ったのかと思っていました。中央幹線を東西に横断する現在の仮設動線も歩道橋と記載されていますが、実際には路面を歩かせています。



仮設のスロープ・階段は三宮歩道橋に接続する事になります。



このスロープ設置によって現在の東ルートに加えて、更に改札からの移動距離の短い西ルートが確保される為、回遊性は大きく向上するでしょう。神戸阪急の昨年度売上高が、目標見込に届かなかったのは、この駅からの直結動線が失われた事による影響があるのかもしれません。



駅前広場では引き続き、南西側の地中障害物撤去工事が継続進行中です。



北側にはまだ旧駅ビルの地下躯体が残されていますが、まずは広場部分の撤去を優先させています。駅ビル部分の解体は改札動線の間近になるのでより慎重を期する必要があります。



地下駐車場の躯体が姿を現しています。かつての駐車場へのスロープもここからの重機搬入が不要になった為、埋まってしまいました。



東側は更にレベルの平準化が進み、フラットとは言わないまでも、かなり緩やかな傾斜に変化しています。駅前広場の地上レベルは傾斜を許容する必要があります。



敷地全体のレベルが掘削によって下げられ、1階は中央幹線と同じ高さに矯正が進められているようです。



敷地全体のフラット化が進行するJR駅ビル建設地。現実に工事が進んでいる様子を見ても未だ実感が湧いてこないのは、これまであまりにも長く待ち続けてきたかはでしょうか。

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POSTED COMMENT

  1. ずし より:

    はやく車道広げてほしい

    • hanabi より:

      残念ながら、東西方向の車道はもう広くならないと思います。
      2030年代までに段階的に車道を狭くして、最終的にはバス優先の道路になるかと。

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