「人の広場」と呼ばれる人工地盤と新たなロータリーや地下駐車場への進入口が整備される予定のJR三ノ宮駅南側駅前広場の北東側。掘削工事と山留の崩落を防止する鉄骨の切梁の設置が進行しています。
駅前広場の整備と共に建設される歩行者デッキを含めた最新図面には、人の広場の平面図が含まれており、その整備詳細を読み解く事ができます。人口地盤はデッキや人工芝、タイルに覆われる模様です。3棟の低層建物が広場内に配置され、北側の建物の側にエスカレーターと階段も新設されるようです。
掘削はこの広場の形状に合わせて進められています。今後は広場地下から駅ビル地下へのアプローチ、駐輪場、人工地盤を支える支柱の基礎を構築していく事になります。
敷地南西側の駅ビル本体の建設予定地は未だ既存建物の地中障害物解体撤去が進行中です。既に1年に渡る地下解体が行われていますが、まだ完了に至っていません。
新駅ビルと周辺のデッキや人工地盤の配置図です。
三宮ターミナルビルの地下躯体の解体が進行しています。
最後まで残されていた三宮ターミナルビルの駅舎に接していた地下階の撤去が行われています。
三宮地下通路に面していた三宮ターミナルビルの地下階入口周りの撤去が進行しています。さんちか1番街の新通路が供用開始された事によってようやく旧駅ビルの南西側部分の解体が可能になりました。
まだ旧駅ビルの躯体が奥まで残っています。ポートライナーの三宮駅舎の側面が剥き出しです。外壁の3階部分に開口が設けられて、新駅ビルと連絡する改札が開設される計画です。
先月に開業したJR広島駅ビルのミナモアも広島電鉄の駅がビル内中央に乗り入れる形で整備され、交通拠点としての機能が高められる予定です。JR三ノ宮駅ビルも交通拠点としての役割を果たし、街の動線改善と回遊性の向上が期待されています。
西口と中央口を連絡している現在の歩道橋も撤去され、新たにもっとワイドでデザイン性の高い歩行者デッキへと再架橋される計画ですが、まだこの部分の工事は着手されていません。
この新デッキの図面です。フラワーロードへと連絡する階段も整備されます。
まだ4年もの工期を残していますが、駅ビル本体建設のタワークレーンが登場するまでには、まだ1.5〜2年後の話になるのかと思います。
中央改札外コンコースのDELI CAFE KITCHENがリニューアルオープンを果たしました。以前のナチュラルな雰囲気から外観は黒で固められてシックな装いに変化。
外側の店外テラス席にもカウンターが増設されたり、床面が明るいフロアシートに貼り替えられたりと印象も大きく変わっています。
駅ビルの建設工事が進む中、今後、駅舎やコンコースにもリニューアルの手が入っていく事になるのかどうか。耐震化工事で天井や柱は美装化されましたが、コンコース床やホーム等の改修も行われる事を期待したいと思います。
JR三ノ宮駅ビル新築他工事 図面で確認する人の広場や歩行者デッキと駅ビル建設状況
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