神戸市庁舎4号館跡地でルミナスホテルが計画中のホテルプロジェクト「神戸市中央区江戸町計画新築工事」。地上19階 室のビジネスホテルで2017年12月の完成を目指しています。長らく更地のままでしたが、昨夏より既存地下躯体の解体が続けられてきましたが、ようやくその工事も完了し、いよいよ新築建物の基礎工事に入ったようです。
現場には鉄筋カゴが運び込まれ、クローラークレーンや杭打ち機等の重機が登場しています。基礎杭の工事が開始されました。
並べられているのはトレミー管でしょうか。
既存庁舎解体開始からここまで来るのに長い時間を要しましたがようやく建物本体工事が開始されました。この建物はSRC造になる予定ですので、地上躯体については通常のホテルのように一気に鉄骨が建てられる工事にはならなさそうです。規模には不釣り合いな程、工期が非常に長い建物ですね。ホテルのオープンは2018年に入ってからでしょうか。
おまけですが、旧居留地繋がりでレポートします。建て替えか保存かで意見の分かれたパールミュージアム・日本真珠会館ですが、最終的には解体が決定しました。決定後、いつのタイミングで解体と新規建物の建設に踏み切るのだろうと思っていましたが、何やら工事が始まっていました。
しかし工事が始まったのは南面のみで足場を組んで既存外壁を削る作業が行われていました。小さな標識を見ると、外壁補修と書かれていました。補修?と思わず唸ってしまいました。一旦は決まった解体ですが、建築コストの高騰から再度、一定期間の保存に切り替えたのでしょうか。謎が残ります。
神戸市中央区江戸町計画新築工事 (神戸市庁舎4号館跡地)
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日本真珠会館ビルは神戸でも昭和の香りが残る数少ない建物なので、個人的には解体するよりも補修・保存して欲しいです。
神戸は昭和というよりは明治大正の石造りの伝統的な建物を景観として大事にすべきかと思います。
あと、この手の建物ですが元町からメリケンパークの間に倉庫街として
かなりの規模で残っています。
建築史への貢献度という基準で見れば、神戸では商船三井ビルに並ぶ名作ですが、
モダニズム建築は機能を果たせなくなると寿命とも言えますから、なかなか難しいところですね。
もし、建て替えるなら中途半端にならないことを願います。
名無しさん
コメントありがとうございます。次回は必ずお名前の入力をお願い致します。
カンさん
確かに倉庫街にたくさんありますね。何でも古くなれば価値が出るというのも個人的には疑問に思います。
Taku6188さん
個人的には今もデザイン的に優れている建物や地元に愛されてきた歴史を持つ建物であえば保存すべきかと思いますが、この建物はそのいずれにも当てはまらない気がします。