旧居留地地区・伊藤町で建設の進められている(仮称)神戸三宮伊藤町増築計画。 学校法人コミュニケーションアートが既に開校している「神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校」の北側に「神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校」を新たに開校させる予定です。
既存棟と同じく鉄筋コンクリート造の躯体の構築工事が進められていますが、現在は4-5付近を施工している模様です。
既存棟が地上7階建なのに対し、増築棟は地上8階建。デザインもほぼ既存棟と同様のツインビルとなりますが、かつてこの場所に立っていた三宮伊藤町ビルも南館・北館に分かれたツインビルでした。
ほぼ既存棟の基壇部と肩を並べました。6階以上は旧居留地における条例により、セットバックが必要となります。
優秀な学生が集まる街には、人材確保の為に企業も集積しやすくなります。ポートアイランドI期地区の西側コンテナバース跡地を学生街にした事は賢明だったと言えます。特にこれから少子高齢化がより進むフェーズの中、企業は学生の多様性を求めます。
日本の文化やコンテンツが海外で躍進していく中、クリエイティブ産業もこれまで以上に勃興する可能性を秘めており、即戦力となる学生を市内に増やす事は、こうした企業の進出にプラスに働くでしょう。
神戸ではアニメ制作会社やスタジオの集積にも力が入れられていますが、神戸市が主導した新長田のアニタス神戸の他にも、旧居留地のシンエイ動画、北区のスノードロップ、最近では今春、studioぱれっとが商工貿易センタービルに神戸スタジオを開設。コミュニケーションアートの増築もこうした流れに沿った計画なのかもしれません。
(仮称)神戸三宮伊藤町増築計画 「神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校」メディアコンテンツ制作の拠点化を目指す上での重要施設
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街の中心に学生が増えるのは本当に素晴らしいと思います
三宮元町辺りに大学のキャンパスや専門学校をもっと集積できれば良いのですが
東京に本社を置くアニメ制作会社が、神戸にも拠点を置き始めている事実は初めて知りました。調べてみると、
シンエイ動画とstudioぱれっとは、両社とも神戸市の
オフィス賃料等補助制度の活用により実現したそうですね。
東京一極集中を是正する目的の補助金制度が、
こうして有効に機能している事実には素直に喜びを感じます。
ましてアニメ制作など、これまでほぼ東京で独占されていた
産業となると尚更。まずは若年層流出阻止に対する
一定の効果と、関連事業の隆盛にも期待を込めたいところです。