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和田興産が計画していた分譲マンションプロジェクトを白紙撤回し、代わりに敷地の約6割を活用して新たに計画している専修学校の概要とデザインが明らかになりました。東レ建設設計が手がけたデザインは旧居留地という立地条件を考慮して、伊藤町筋に面した低層部に大丸神戸店のようなコリドールを設けたり、高層部をセットバックさせたりと、かなり凝った造りになるようです。開口部は間口を大きく採ったガラスとフレームで構成。低層部の外装材には明るい色調の煉瓦調タイルが採用されます。
敷地面積 1,028.41平方メートル
建築面積 800.00平方メートル
延床面積 4,700.00平方メートル
高さ 約30.90メートル
構造 鉄筋コンクリート造
規模 地上7階
なかなかディテールにこだわった建物になりそうです。デザイン系か医療系の専門学校となるのでしょうか。街に学生が増えるのは活気が出て良いですね。敷地の残りの活用方法も気になるところです。前にも述べましたが、ホテルの建設を期待したいです。周辺では真珠会館の建て替えも控えています。
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旧居留地は低層階の歩行者目線だけ石造り外観があればOKというビルが増えているような気がします。これは平成看板建築ともいうべきで、言わば腰巻ビルの変形ともいえ、ごまかし建築のような気がします。伊藤町計画のビルはせっかくならビル全体をレンガブロック仕立てに徹底して欲しいです。
景観デザイン協議も~してくださいという高圧的指導ではなくて、こうしたらこの助成が与えられますよというインセンティブ風に企業が賛同しやすいようにできないものか。そうならば自ずとデザイン性の高い建築が生まれやすくなると思っているのですが。
わたしが大型高層ビルに展望階を設置すべきというのは、神戸市民にとにかく街を上空から見下ろす視点を与えるべきと思っているからです。鳥のように空から見下ろせば、低層の体裁だけ整えた雑居小規模ビル群がいかに街の景観を損なっているかを実感できるのではないかと思います。
今、現代に新たな100年通じる建築物を作ってもらいたいからなのです。
都心に大学は無理でも専門学校なら面積的に可能でしょうから
どんどん誘致してもらいたいですね