伊藤町計画

(仮称)神戸三宮伊藤町増築計画 「神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校」竣工・開校 施設や学生による街の盛り上げを期待


三宮伊藤町ビル北館、南館の跡地開発を進めてきたのは学校法人コミュニケーションアート。南館跡地には神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校として2019年に開校しました。



北館跡地はその後、コインパーキングとして暫定利用を続けてきましたが、2024年夏より増築工事として、更なる校舎ビルの建設が開始されました。



完成した神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校。通称「神戸テック」が満を辞して開校。



増築棟も既存棟とデザインを共通化し、基壇部はアーチを特徴としたピロティとレンガ調の外壁、黒の窓枠が新たなツインビルのアイデンティティとなっています。



三宮伊藤町ビル跡地はまず和田興産が取得し、地上19階建の大規模マンションの建設を計画しましたが、最終的には用途を変えても再びツインビルに生まれ変わりました。



旧居留地に新たに誕生した建物として、アーチのピロティを採用し、エリアの景観に調和したデザインはこの学校に通う学生の気分を盛り上げます。



2棟の建物はデザインを共通としていますが、栄町通の兵庫県信用組合の本部ビルのように増築棟と既存棟を完全に繋ぐ形で構造を一体化した訳ではありません。



しかし2棟の間を自由に行き来できるようにする渡り廊下が2、3、4階に3本が整備されました。完全にガラス張りのモダンな渡り廊下がクラシックな全体デザインに対してコントラストを生み出しています。



大丸神戸店の低層部のようなアーチのピロティ内。2棟の建物を貫き、長さが特徴的です。

今後は学生の取り組んだ作品や成果を街の盛り上げに連携させる取り組みも必要ではないでしょうか。東遊園地も近いので、学生によるイベント開催等も面白いのではないかと思います。



景観上の貢献だけでなく、エリアに多くの学生を集める施設として活性化に繋がる他、実践的なスキルを持った学生を育て、市内のクリエイターを雇用する企業への就職が決まれば、市の定住人口を増やすという効果ももたらします。



優秀な学生が集まる都市には人材を獲得したい企業も集まる事になります。特に少子化が加速していく中、大学入学希望者の定員割れが進み、並の大学だと将来的な存続が危ぶまれますが、こうした特殊な専修学校は寧ろ競争力の高い存在となります。



AIの活用と進歩が急速に進んでいる為、技術者やクリエイターの在り方も変化を求められるようになっています。今後の神戸の街の変化もこうした技術の革変に合わせた工夫が必要になってくるのではないかと思われます。

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