計算処理速度が世界4位に後退したポーアイ2期地区にあるスーパーコンピューター「京」ですが、その後継機の開発を巡って文部科学省が再び世界一を目指す後継機の開発を決定していましたが、その後継機は現在の京に隣接した空き地に建設を行う方針を固めました。
隣接地というと京のある計算科学研究機構の周辺で現在空いているのは建物の東側、南側、西側の三方。西側は古野電機が進出の予定になっています。東側は一部、神戸大学が進出し、敷地的に多少手狭かもしれません。やはり本命は南側ではないかと思っています。
ちなみに現在の敷地は縦145mx横140mのほぼ正方形です。
後継機の開発・建設には1000億円の費用が必要とされていますが、素人考えでは箱物は既存施設を活かして、中身だけを入れ替えると思っていましたが、新たな施設を建設する必要があるとは驚きでした。後継機の始動は2020年が目安となっています。7年後、現在の京の建屋はどうなるんでしょうね。
ちなみに京の後継機の計算処理速度は1秒間に100京回ということで、現行機の100倍の速さとなります。それでも「垓(がい)」にはなりませんね。名称はどうなるんでしょうか。百京かな?
ニュースでも話題になりましたが、iPS細胞を使った初の臨床研究が、厚生労働省の審査委員会で承認されました。やはり理化学研究所の拠点を神戸に誘致できたことは大きな功績ですね。
また医療産業都市を政府が新設する国家戦略特区に指定するよう市や県が働きかけを行っています。医療産業都市が国家プロジェクトとして推進されれば、新型スパコンと共にさらに飛躍的な成長と発展を遂げることになるでしょう。
スーパーコンピューター「京」の後継機も神戸に建設
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私も次世代スーパーコンピューターの誘致合戦が始まるものと、気を揉んでおりましたが、
あっさり決まって拍子抜けですね。
スパコンはポーアイで、というのが今後も既成事実になればと思います。
現在の京は、それほど高速が必要で無い場合(といっても十分高速ですが)、
廉価版のスパコンとして、中小企業や、大学の研究室等で、広く利用されればいいかもしれませんね。
これ本当だったら神戸にとって素晴らしい事だと思うのですが、
正式に発表が有ったのでしょうか?
ちょっと検索しても出て来ませんので、ソース元はどこなのでしょうか
日経新聞に出ているようですね。↓
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO56584040U3A620C1TJM000/
ありがとうございます。
こんな大事な記事を読み飛ばしていました。
こんにちは。
京コンピューターの誘致成功は、ココ10年の神戸市政で一番の成果ですね。ポーアイはこれのおかげでまだまだ変わる余地があると常々思っています。ポーアイに関しては、硬直化した都市計画の大胆な見直しが進めば大きく変わると思うのですが、このしがらみは、今までの市政にかかわりのない全くの第三者でないと、きっと申し送りみたいなものが多くて内部からは変えがたいでしょうね。
話は変わりますが、住宅と違いこのような施設誘致では、重要施設であるにもかかわらず地震やTUNAMIの話なんて全く出てこないのが面白いですね。
ボーアイ二期何度も取り上げていただき、概況が良くわかり感謝しています。医療施設や研究施設の集積ですから、もっと樹木が多く、緑豊かななかに高さが統一したそれなりの施設があるという風景でなく、写真からは大小まちまちの簡易施設が多く、工場街とまがう風景でちょっとがっかりです。定借権で家賃免除とか誘致に力を入れ、都市全体としての構想がなかったのか。単独の企業棟でなく、市が研究棟をもっとつくるべきかも。今からでももう一度市が主導して都市計画を立て直してほしいものだ。
それはともかく次世代スパコン神戸に決定したのはよかったが、この問題はローカルな問題でなく、日本の視点から考えるべしと思うので、素直に喜べない。
国は前回の事業仕訳に対しての疑問世界一でなく、二位ではなぜダメかの疑問を国民に応えて進めるべきで、我々も安易に世界一だから凄いというのもどうかである。
なぜか、今京も含め、2011年スパコンTOP100のうち日本にはたった7台、そのうちに日本メーカーが3台、4台は海外メーカー、海外での日本メーカーは0。そして日本メーカーのスパコン世界シェアは3%、最盛時は16%あったが、低下の一途。米メーカーは78%である。前回世界一の地球号に続き、今回京を開発した効果はどうかの分析もない。まして今までの低下原因を国は解明して発表していないし、マスコミも追及していない。しかも競争入札でないので、新しい企業が起こらず、日立、NECが撤退して、富士通一社という体たらく。業界そのものが沈滞している。こんな中で世界一のスパコンにこだわり、開発する意味はなんなのかということである。
京の利用状況はどうなのか。それも発表していない。あと6台は東京周辺にあり、全国各地にスパコンが設置されている米や中国とは違う。長崎大は秋葉原で部品を集め、わずか3000万でスパコンを作っているから、地方でもスパコンを利用したいというニーズは高いかも。
推測するに案外京は高性能すぎ利用料が高くて利用しにくいということはないのか。播磨の超大型放射光がそうで、東京周辺に数多くある大型放射光で十分で、長年利用が低迷していた。関西でも京都か京阪奈かに大型放射光を作っている。そうなると、ただ単に世界一を作る国産研究開発技術を維持したいために巨費を投じるのかと勘ぐってしまう。神戸の医療再生都市に必要なスパコンは何なのかという疑問もある。
単に世界一のスパコンをつくれば解決するのでなく、日本がスパコン大国として復活するにはどうするのかを国として道筋を示すべきである。今のままなら国産スパコンの消滅を防ぐためかと思ってしまう。
そこで開発に関しては100倍京に関しては競争入札するくらいのインパクトを全国の研究開発者に与えるべし。そうすれば1000億かけなくても開発可能となるかも、そしてその差額をスパコン利用者を増やすため、全国各地の大学にスパコンを設置して、企業や大学が使い勝手の良いようにすべきではないだろうかと素人なりに考えている。余計なことを書いてすみません。
夢想家さん
京の隣にある廉価版の民間活用が活発のようです。新型ができれば京もそういった使用が企業にとっても気軽にできるようになるのかもしれませんね。
kingiさん
意外にもあまり大きくは報道されていませんでしたね。
sirokumaさん
秋の市長選で新風が吹くのかどうかですね。津波の問題はこども病院の移転では多少出てきたようですが、標高は高めで津波の心配はないという結論のようです。一つの懸念は液状化ですね。
大阪淀屋さん
確かにスパコンの利用状況は実際どうなのかいまいち見えていないことは懸念点ではあります。1000億の資金投入を行った施設がほんの一部の機関や企業のみが使用可なのであれば宝の持ち腐れです。計算時間の短縮が高性能機の醍醐味ですから、サイクル良く利用を促すべきですね。