兵庫県立こども病院の隣接地で建設されていた「小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設」。正式な施設名称は「神戸陽子線センター」となりました。県立粒子線治療施設の付属医院として12月1日に開業します。
小さな広場を併設したエントランス周りの様子です。
地上4階建てで、建物内部には陽子線を光速に高める加速器が備わり、陽子線を患部に照射します。重粒子線治療施設もあり、病室は一切ありません。外科手術が不要で、がんに狙いを定めて照射できるので身体への負担が極端に少ない治療が期待できます。
ポートアイランド南公園に面し、静かで緑豊かな環境が整っています。
こども病院とデッキで連結しており、先端医療で子供のケアを行います。小児がんなんて考えただけでも悲しくなります。これらの新施設で子供達が笑顔を取り戻せる治療が進む事を期待したいですね。それでこそ医療産業都市の真価を発揮できるはずです。
これでポートアイランド南公園の東側敷地を活用した県立医療センター群の整備が完了しました。同公園を取り囲むように医療産業都市の施設群が立地しています。今年中にほぼ中核を成す施設は全て完成を迎えて出揃う事になります。今後は具体的な成果を問われる事になるでしょう。500社という企業誘致目標達成に向けても邁進し、他の追随を許さない揺るぎない医療クラスターへの成長が求められます。
神戸陽子線センター竣工 開院は12月1日予定
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治療に特化した施設ですね。医療産業都市としての着実な進歩が感じられます。
ただ私は医療産業都市を名乗るにはもう一つ工夫がいると思います。それは患者の家族用の宿泊施設です。
遠隔地から患者に同伴してきた家族の宿泊施設が必要だと思います。高額な医療費に加え、看病する家族の宿泊費もホテルだと負担は増すばかりです。
心労の絶えない家族にとり、民泊のような安価な一時滞在施設が病院の徒歩圏にあると非常にありがたいものです。
子供さんと家族向けには既にチャイルドケモハウスがありますね。
用途を患者の家族に特定しない安価な宿泊施設があれば、神戸空港の前泊用の利用も見込めるかもしれません。
神戸空港の運営時間が拡大されることになれば宿泊のニーズも増えることでしょう。
今流行りのゲストハウスや高品質カプセルハウスのような施設もよさそうですね。中長期滞在者を割安にできれば付き添い者は助かるかと思います。
ウエストンさん情報ありがとうございます。知りませんでした、良い施設ですね。でも私が想像している施設は、もっと一般向けでゲストハウスやカプセル…できれば狭くていいので1ルームの物件です。
私の地方に住んでいた両親を思い出しました。がんセンターに入院した母を父が泊りがけで看病に出かけていたんですが、周辺に宿泊施設が無く高齢の父が難儀していました。よく聞くと同じような不便さを訴えている家族も結構いる様でしたので。
都心部の自宅から通える人には解りにくいかも知れないですが、広域からの来院者にとっては、非常にありがたい施設だと思います。将来、再生医療等の先進医療施設がもっと充実し近畿圏のみならず全国から来院するようになったら、先進医療年には不可欠な施設になると思います。
確かにそうした宿泊施設の整備も揃って初めて医療産業都市の骨格ができる事になりますね。そうした視点を市にも持って貰いたいです。
ケモハウスは小児がんの患者と家族向けに特化しているので、もっと一般向けの宿泊施設も欲しいところではありますね。