高さ195mの神戸一の超高層ビルを含む再開発プロジェクト「旭通4丁目地区再開発計画」がいよいよ始動します。観光バス駐車場として暫定利用されていた計画地が閉鎖され、防護壁に囲まれてから早半年。遺跡の発掘調査が行われてましたが、それも終了し、現在は一面の野原状態になっています。
中央区旭通4丁目再開発事業予定地
経済状況の急激な悪化や神戸市の高さ規制条例等、逆風が吹く中すわや計画凍結もしくは頓挫かと推測され始めた最中、ようやく着工のメドが立ったようです。計画では来春3月頃(ぎりぎり21年度着工のプランは守られます)を予定し、竣工は3年後の25年3月。
デベロッパーとして住友不動産が参画していますが、組合施工の再開発ですので市や県からも補助金が出ており、計画凍結にはならないと思っていましたが、ようやくの朗報となりました。
掲示されているお知らせには「建築物の高さ 176.5m」と表示されています。以前より176mと195mの二通りで高さが報道されてきました。54階の階層で低層部は住居フロアでない可能性を考慮すると176mでは低過ぎ、これは恐らく軒高と思われます。
「建築計画のお知らせ」という掲示制度がどういうルールの下で運用されているのかが定かではありません。全ての建築物に義務付けられている訳ではなさそうですし、ここ数年前まで関西でも高層建築でさえ「お知らせ」の掲示はありませんでした。表示される高さも「最高高さ」であったり「軒高」であったりと基準がしっかりとあるわけではありません。
実際、建設されればどちらが正しい数値なのかは明白となるでしょう。
超高層棟のタワーマンションは住友不動産だけにシティタワーシリーズになるものと推測されます。住友不動産のシティタワーシリーズは現在、全国の都市に拡大しつつありますが、神戸ではJR西日本とタイアップしたシティタワーグランタワーがJR鷹取駅前に先行して建てられましたが、シティタワーシリーズとなれば神戸市初となります。
最近のシティータワーはガラスカーテンウォールを多用したオフィスビルのような外観(テラスを伴わない海外の高層アパートに多いタイプ)が特徴的ですが、公表されているパースでは異なるようです。
他に地上14階、高さ60mの商業・事務所・ホテル棟や駐車場棟も建設されます。
完成すれば神戸のランドマークとなることは間違いないでしょう。3年後が待ち遠しいですね。
完成予想パースでは、どちらかというとシンプルなデザインですよね。神戸市役所にも少し似ているような気がします。やはり高層階の分譲価格は神戸一高いんでしょうかね?
確かに神戸市役所を連想させるデザインですね。塔屋の北側は意外と凝ったデザインの可能性もありますが。最高層階は2億越えとなるかもしれませんね。神戸最高峰のプレジステージ性は大きいと思うので。
こんばんは。
神戸市で鉄塔抜きにしてついに一番高い超高層が生まれるのですね。楽しみです。
住友不動産であれば、もう少しガラス張り多用かつ黒色系に外観を変更してくるかもしれませんね。八王子や浜松、鷹取駅前の住友物件はそんな変更があったように思います。
ところで、詳しく検証していませんが、195mってもしかして建物最高部の海抜からの高さ(標高)なんてことはないでしょうか。
まっきぃさん こんばんは!
コメントありがとうございます。
ブラック系でシックに固めて欲しいところです。ただシティタワーには高輪のようなクラシカル系や札幌のような白色系もありますよね。再開発ビルなのでシティタワーブランドではない可能性もありますね。
高さ195m、3月着工は10/19付けの日刊建設産業新聞でも報道がありましたので確かだと思いますが、ちょっと調べてみる必要があるかもしれません。