シティタワー神戸三宮の建設状況です。37-38階まで躯体工事が進んでおり、40階の大台も目前です。すでにデザイン的に最上階層となる部分の33階のセットバック位置を越えています。
もうまともに真下からの見上げショットを撮ろうと思ってもフルサイズカメラの28mmレンズでは全体像を捉えることができません。高さ的には120m-130mの間でしょうか。躯体が45階に達すれば150mを越えてきますので、神戸の都心域では未知の領域の高さに踏み込んでいきます。
低層部ではすでに防護ネットが取り払われており、外壁やガラス手摺の様子を伺うことができます。想像以上に手摺に使用されている不透明ガラスのグリーンがヴィヴィットでした。
私のお気に入りの生田新道からの遠景です。高さが出てきたのでかなりの貫録があります。現在のクレーンの先端位置がおよそ170m位でしょうか。躯体はこれよりも多少高くなり、更にその上に15m近い高さを持つ塔屋が載ります。
模型上で見た現在の躯体工事の進捗状況です。残りの工事はあと1/3です。
商業施設棟はすでに上棟しています。1-4階の商業フロアのテナント構成はまだ明らかではありません。そろそろ何らかの公表はあっても良いのではないかと思われますが、やはり竣工は1年後の来年3月とあってまだまだしばらくはベールに包まれている状況が続くのでしょうか。
過去にこの施設に入居する可能性に触れてみたパルコですが、大丸や松坂屋を運営するJフロントリーテイリングの完全子会社化が進められるようです。都心部に大型施設の出店が困難になった昨今、小型化して出店攻勢を掛ける戦略に方針を変えている同社ですが、神戸ではJフロントの稼ぎ頭の一店である大丸神戸店が構える中、この新しい商業施設は経営側に何らかの考慮をさせるような存在であるのかないのか。住友不動産もどういったテナントを誘致する方向性でいるのか。実はこの施設の内容が最も周辺地区を変える可能性を秘めているんではないかと今更思ったりもします。
今回もラストは市役所展望ロビーから。あと16階の階層が積み上がるとかなりスマートな建物になりそうです。
神戸の新しいランドマークが名実と共にその高さと存在感によって示すまではまだ半年近くの時間の経過が必要ですが、着実にその日までのカウントダウンは進んでいます。33階からのくびれの様子が艶めかしいですね(笑)。
シティタワー神戸三宮 -旭通4丁目地区再開発事業-
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毎回の定点撮影、ありがとうございます。工事の進捗状況がよく分ります。
この上に通常のマンションが乗ると思えば、すごい高さですね。
このタワマンの成否は、こべるんさんのおっしゃる通り商業テナントが大きく左右するでしょうね。何が入るかで、街のイメージが大きく変わると思います。
話は変わりますが、ハーバーランドの駐車場の入札が22日に行われます。保育所や生活便利施設の設置などの条件がありファミリーマンション限定でしょうね。
キレイに撮影されてますね。文章がまたうまい。
素人質問です。商業棟に何が入るかで…とのことですが、それは三ノ宮駅や三宮駅からの人の流れを変えるという意味ですか?それとも住み良い街にする為の、という意味でしょうか?
だんだん迫力が出てきましたよね。
この間仕事で帰った時に三宮の駅のホームから電車待ちの間に
ちょっとだけ確認しました。
三宮近辺の風景が変わりそうです。
それと生田新道からの遠景はぽっかり空いた空間をまるで狙ったように埋めてしまったくらいの
存在感ですね。
今度帰ったら自分もこの位置から眺めてみたいと思います。
うべっちさん
大阪の都心で190mの高さに近い建物を見ながらそれをシティタワーに当て嵌めて考えると、すごい高さであることを実感できます。完成が待ち遠しいですね。ハーバーの公募もうすぐですか。表通りではないエリアですが、敷地面積はそれなりにありますし、三菱のタワーへ発破を掛ける意味合いを兼ねて、タワーが欲しいですね。
ぽん太さん
ありがとうございます。質問への回答ですが、私個人の考えでは両方ですね。街区への影響はもちろん、集客力のある施設であれば駅との間の通行量も増えますし、それを期待した新たな需要も掘り起こせます。今は飲食店等の多い雑多なエリアですが、核テナントによっては茶屋町のような変貌を遂げることも可能かと思います。
旅人さん
旅人さんのように神戸を離れているけれど神戸の様子を知りりたいという方に見てもらいたいというのもこのブログの目的の一つなのでこうしたコメントは非常に嬉しいです。地元の変貌の確認は何よりも帰郷の楽しみですよね。